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韓国政府、VR産業に5年間で4千億ウォン投入


  • 韓国政府、VR産業に5年間で4千億ウォン投入
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政府はバーチャルリアリティ(VR)産業に今後5年間で4050億ウォンを投資し、新成長産業として集中的に育成する。

朴槿惠 (パク・クネ)大統領は7日、ソウルの上岩DMCヌリクムスクェアで開かれた「コリアバーチャルリアリティフェスティバル」に参席し、VR関連の専門家や企業人らを激励して政府の積極的な支援を約束した。

朴大統領はVRを人工知能(AI)・自律走行車・スマートシティ・軽量素材・精密医療・バイオ新薬などとともに、9大国家戦略プロジェクトに選定して支援を強化するように指示するなど、この分野を重点事業として育てるために全力を注いでいる。

この日、朴大統領はオキュルラス、ソニー、サムスン電子、エピックゲームスなど、フェスティバルに参加した79社の企業展示館と作品を見た後、VR分野の専門家・企業家らを激励し、彼らから現場の問題点を聴取した。

この席で朴大統領は、「仮想現実は無限の想像力と可能性の技術」だとし、「ベンチャー・創業企業家たちが仮想現実技術を活用して、わが国の文化産業の付加価値を高め、観光・医療・教育などの産業全般に新たな技術革新を起こすことができるよう積極的に挑戦してほしい」と頼んだ。

政府のVR投資は、文化体育観光部と産業通商資源部そして未来創造科学部など汎部処レベルで推進され、2020年までに政府から2790億ウォン、民間から1260億ウォンが投資される予定だ。

育成方案は、源泉技術の確保と産業生態系の形成に焦点を合わせる。これを通じて、米国などのVR先進国との技術格差を今の1.7年から、5年後は0.5年にまで縮めることが目標だ。

まず未来部は研究開発投資を通じて、3次元センサーと表情・動作認識、瞳の追跡などのVRの核心技術を早期に開発し、フィット感の向上した超軽量・高解像度のVR機器の商用化を支援することにした。

まだ初期段階であるVR市場を開拓するフラッグシップ(代表走者)を育成しようと、有望企業・中小・ベンチャー企業のための全方位支援に着手する。

また、使用後のめまいのような利用者の安全性問題に対する解決策を探して、ゲーム体験・テーマパーク・映画館の立体上映・教育・エンターテイメント分野などで有望な企業のサービス・製品の開発も支援し、企業がともに成長する生態系を構築するという構想だ。

これに加えて、400億ウォン規模のVR専門ファンドを運用し、VRを新産業分野の研究開発税額控除対象に含めて、資本・技術・人材が集まるようにした。

崔陽煕(チェ・ヤンヒ)未来部長官は、「VRは外国が熱狂する韓流コンテンツと、われわれの優れた情報通信技術(ICT)能力を結合して、世界最高になれる可能性を秘めた分野」だとし、「開発・流通・海外進出まで、現場で必要な政策的支援を行うつもり」だと語った。
  • 毎日経済_ナム・ギヒョン記者/ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-07 17:36:03




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