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粒子状物質がディーゼル車の発売も阻止した


  • 粒子状物質がディーゼル車の発売も阻止した
フォルクスワーゲンのディーゼルゲート以降、ディーゼルエンジン排気ガスが粒子状物質汚染の主犯と指摘され、ディーゼルエンジンの新車発売が急速に減少している。国内はもちろん、輸入完成車メーカーも最近、ディーゼルの代わりにガソリンとハイブリッド中心の新車発売に乗り出しながら、業界勢力図が変化する様子を見せている。

韓国GMの関係者は20日、「最近のディーゼルエンジンに対する世論の悪化を考慮し、マリブディーゼルエンジンをしばらく発売しないことにした」と明らかにした。前世代のマリブからディーゼルモデルが享受した高い人気を考慮した時、今回の決定はやや異例だと言える。韓国GMは、ディーゼルエンジンが抜けた場所にハイブリッドを追加し、新しい顧客需要を捕らえる計画だ。マリブハイブリッドは1.5kwhリチウムイオンバッテリーと1.8リットルエコテックエンジン、電気モーター2台を搭載し、複合燃費は1リットルあたり17.1キロ水準だ。マリブガソリンハイブリッドモデルは早ければ7月中に発売される予定だ。

現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」は、今回の釜山モーターショーでG80を披露し、ディーゼルモデルの国内市場への投入スケジュールを保留した。現代自動車の関係者は、「最近、国内でディーゼルエンジンの信頼度が非常に落ちた状態だ」とし、「当面の発売を保留して、エンジンの完成度を高めたい」と伝えた。変化はディーゼルエンジンの販売比率が70%に迫る輸入車業界でも検出されている。アウディは最近、新型A4を発売し、ガソリンモデル2車種だけを出した。

輸入車市場ではディーゼル車の販売比率が減少している。2008年から継続的に上昇していた輸入車市場のディーゼル車の販売比率は、昨年に68.85%でピークを向かえ、今年に入って66.43%で下落に転じた。一方、2003年から毎年下落していた輸入車市場のガソリン車の販売比率は、昨年に26.95%で底を打ち、今年に入って5月までに28.31%で反発を見せている。ハイブリッド販売比率も初めて5%を超えた。

このような傾向は、先週に閉幕した釜山モーターショーでもそのまま観測された。企業が披露した新車46種のうち、ランドローバー、レンジローバー、イヴォークとフォルクスワーゲン・ティグアンを除いては、ディーゼル新車を探すのは難しかった。一方、起亜自動車がK7ハイブリッドとK5プラグインハイブリッドを、韓国GMがプラグインハイブリッドボルト(Volt)を披露するなど、エコカーの新車公開が目立った。業界ではディーゼル車の立場が狭くなることが決して一時的な現象ではないと見ている。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-20 17:42:00




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