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外国人の「売り暴風」...またくずおれた韓国株式市場


  • 外国人の「売り暴風」...またくずおれた韓国株式市場

◆ 墜落する韓国株式市場 ◆

外国人投資家が国内株式市場で7日目の売り攻勢を繰り広げて、コスピは一時2100線まで崩れ、19ヶ月ぶりに最低値に落ちた。米・中の貿易戦争とリスク資産忌避現象、イタリアの信用格付けの下落、英国の欧州連合(EU)脱退など、世界の金融市場に不確実性が拡大された中で、ドルに比べてウォンが急落することにより、外国人資金が大挙抜けたことが国内証券市場に対する直撃弾になっているという分析だ。

23日、コスピは前日比で2.57%安の2106.10で取り引きを終えた。昨年の3月10日以降、19ヶ月ぶりの最低値だ。

コスダック指数は3.38%下落した719.00で取り引きを終えた。取引き時間中に一時コスピは2094.69まで落ち、11日の4%台への下落傾向を見せた「黒い木曜日」以後、心理的な支持線として機能してきた2100線が一時的に崩壊したりもした。この日の指数急落を牽引した短期の要因は、バイオ株の急落だ。シンガポールの政府系ファンドのテマセクがセルトリオン株2.9%を時間外大量売買(ブロックディル)で処分したことによる衝撃で、「バイオ大株主」のセルトリオンとサムスンバイオロジックスの株価は、それぞれ前日よりも8.19%と6.60%急落した。コスダック市場でも時価総額上位のバイオ企業セルトリオンヘルスケアとシンラジェンがそれぞれ7.23%と7.39%下落した。

外国人は今月に入って、有価証券市場とコスダック市場で3兆5000億ウォンを売り越した。世界金融市場で不確実性の大きい状態が維持されているうえに、ドル高によるウォン安で外国人が株価下落の損失に為替差損の懸念まで重なって売りを続けている。この日、対ドルのウォンは前日よりも9.20ウォン落ちた1137.60ウォンで取引きを終えた。前日、大幅に反騰した中国の株式市場が再び下落に転じ、投資家らの買い心理が萎縮したことも影響を及ぼしたという分析だ。

アジア市場もこの日は下落を免れなかった。日本の日経225指数は2万2010.78で、前日よりも2.67%急落した。
  • 毎日経済_キム・ドクシク記者/チョン・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-23 18:22:09




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