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南北経済の共同繁栄...経済協力の道、再開


◆ 「4・27南北板門店宣言」平和・繁栄の道 ◆

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北韓国務委員長は27日の首脳会談で、南北経済協力を積極的に推進するという意を強く示した。両首脳は会談後に発表した「板門店宣言」で、「南と北は民族経済の均衡的発展と共同繁栄を成し遂げるために、10・4宣言で合意された事業を積極的に推進しながら、第一次として東海線および京義線鉄道と道路を接続し、近代化して活用するための実践的な対策を取っていくことにした」と明らかにした。

南北首脳会談の標語である「平和、新たな始まり」が、今後の経済協力構想の実践を通じて「ともに繁栄する韓半島」に結びつくようにするという意味に解釈される。米・北首脳会談がうまく完了すれば、南北経済協力は勢いに乗ると思われる。

2007年当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)北韓国防委員長が合意した「10・4南北首脳宣言」には、さまざまな対北経済協力方案が含まれている。海州(ヘジュ)地域と周辺海域を包括する「西海平和協力特別地帯」を設置し、共同漁労区域と平和水域の設定、経済特区の建設と海州港の活用、漢江河口の共同利用などを推進することにしたことが代表的だ。

また開城~新義州鉄道、開城~平壌高速道路改修の推進と、開城工業団地2段階着工を通じた事業の拡大計画も盛り込まれている。白頭山観光のためのソウル~白頭山直航路の開設も、この時に合意された。このような構想は、文在寅政府が準備している経済協力の青写真「韓半島新経済地図」にもほぼそのまま入れられた。

ソウル大経済学科のキム・ビョンヨン教授は、「南北連絡事務所が(板門店ではない)開城に設置されるのは、開城工業団地再開のための事前の布石という性格で読まれ、東海線・京義線鉄道の接続も開城工業団地と金剛山観光などの経済協力の基礎になる」とし、 「南北が今後の経済協力を拡大していく意志を見せた」と評価した。
  • 毎日経済_チョ・シヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-27 22:47:23




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