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上場2000社の訴え「エリオットの攻撃防ぐ装置至急」


◆ 現代自動車の応援に乗り出した上場企業協会 ◆

米国の投機資本エリオット・マネジメント社が現代自動車グループの支配構造改編に反対している中で、国内の上場企業を代表する二つの団体が16日、「国内企業の経営権が外国資本に脅かされている」として、経営権防御のための法的制度の導入が急がれると主張した。現代モービスもエリオットの要求は「実現可能性のない方案」だと声を高めた。

この日、2000社あまりの上場企業を代表する「韓国上場会社協議会」と「コスダック協会」は共同で、「経営権防御制度の導入を促す要請文」を発表した。これら団体は「国内企業は長期的な観点から、企業の持続可能性と企業価値向上のために自発的に支配構造を改善中だが、一部の行動主義ファンドの経営干渉と経営権に対する脅威が繰り返されている」とした。

先だって現代自動車グループは、現代モービスの事業部門を分割して現代グロービスと合併する内容を中核とする支配構造改編案を出した。

これに対してエリオットは株主被害が予想されるとし、現代モービスが現代自動車と合併して配当も増やすようにと攻勢の水位を高めている。このような分割・合併案は来る29日、現代モービスの株主総会で扱われる。

チョン・グヨン韓国上場企業協会長は、「2003年にSKに対するソブリンの攻撃をはじめとして、2015年にサムスングループが、今回は現代自動車グループが標的になった」とし、「過去のSKとKT&Gの2件のみで、これらのヘッジファンドが短期的に約1兆500億ウォン台の差益を実現して撤退した」と批判した。チョン会長は続けて「ヘッジファンドの攻撃は、支配構造の改善努力に対する政策当局の肯定的な評価が出ている状況で行われたもので、その衝撃は大きい」とし、「雇用創出に貢献する上場企業の重要性を考慮すると、今のような常時的な経営権の脅威は国家経済に大きな障害になるだろう」と述べた。
  • 毎日経済_コ・ミンソ記者/カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-05-16 18:09:38




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