トップ > 数字経済 > 経済 > 米国、韓国に対する輸入規制第1位…40件中で鉄鋼に28件集中

米国、韓国に対する輸入規制第1位…40件中で鉄鋼に28件集中


全世界を相手に貿易戦争を引き起こす態勢の米国は、鉄鋼を中心に韓国商品に対する輸入規制を最も多く実施した国となった。

韓国貿易協会によると7日、5日の時点で韓国を対象とした各国に対する輸入規制196件中、米国の規制件数は40件と集計された。

品目別にみると、鉄鋼・金属が28件で最も多い。去る1月にも大口径鋼管に反ダンピング・相殺関税を課すかどうかの調査がそれぞれ開始された。電気・電子5件、化学製品・繊維類は3件が鉄鋼・金属の後ろに続いた。

貿易協会は米国が韓国産商品に対する輸入規制を最も多く行った国であるという理由に、中国との産業構造が類似している点をあげた。中国を狙った輸入規制で、韓国も被害を受けているということだ。

米国が韓国産鉄鋼の輸入規制を始めた後、ポスコや現代製鉄などの大型鉄鋼メーカーは、米国に対する輸出量を減らした。現在、米国に向けた鉄鋼輸出は油田で原油をくみ上げるときに使用する鋼管などの、中堅メーカーの製品を中心に行われている。

鉄鋼業界の関係者は、「米国の輸入規制が適切かどうかを問う年次再審制度を活用しようとしたが、最近のドナルド・トランプ米大統領の鉄鋼関税賦課の方針で難しくなった」と吐露した。ただし、関税賦課対象となった国々との貿易戦争を展開した後に、中長期的には貿易障壁が低くなることがありうると期待した。

実際にトランプ大統領をはじめ、米国政府は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉でメキシコとカナダの譲歩を受けるなら、両国を鉄鋼関税の賦課対象から除外することがあると明らかにした。
  • 毎日経済デジタルニュース局_ハン・ギョンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-07 09:48:14




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア