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韓・加「無制限通貨スワップ」締結…余波で16日、ドル当1100ウォンに迫る


わが国は初めて限度と有効期限のない「常設」通貨スワップをカナダと締結した。今回の通貨スワップの締結で韓国は流動性危機の時にはカナダと協議し、必要に応じて基軸通貨であるカナダドルを借りてくることができるようになった。

李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁は15日午後(現地時間)、カナダのオタワ、カナダ中央銀行本部でスティーブンポロズ、カナダ中央銀行総裁とウォン・カナダドル通貨スワップ協定書に署名した。条約は署名後、即時に発効された。

韓国・カナダの通貨スワップは、満期と制限を事前に決めない点が最大の特徴だ。韓国がこのような通貨スワップを締結したのは今回が初めてだ。通貨スワップの規模と満期は、必要に応じて両国間の協議に基づいて決定される。

今回の通貨スワップは両国の流動性危機の時に、金融の安定を支援することを目的に限定される。韓国が中国・マレーシアと結んだ通貨スワップが、貿易取引にも活用できることに比べると範囲が小さいことになる。李総裁は「世界6大基軸通貨国であるカナダが、韓国の金融安定をバックアップしてくれるという約束をした」わけだとし、「金融安全網を確実に手にした」と述べた。

一方、カナダとの通貨スワップ締結のニュースや外国人の資金流入などで、16日(韓国時間)はドル当たりウォンは場中と終値基準の両方で昨年9月以降の14カ月ぶりに最高水準に上昇した。この日、ソウル外国為替市場でドル当たりウォンの値はいち時1099.6ウォンまで上昇したが、前日の終値よりも10.9ウォン上がった1101.4ウォンで取引きを終えた。
  • 毎日経済 ユン・ウォンソプ記者/キム・イノ記者/チョン・ジュウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-16 17:55:18




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