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輸出と補正予算で「びっくり成長」…第3四半期1.4%


◆ 第3四半期の「びっくり成長」の陰 ◆

  • 輸出と補正予算で「びっくり成長」…第3四半期1.4%
この第3四半期の韓国経済は前四半期との比較で1.4%成長し、四半期ベースでは7年3ヶ月ぶりに最高値を記録した。半導体中心の輸出好調と補正予算で金を解き放った効果のおかげだ。政府の今年の成長率目標値の3%は無難に達成するだろうと予想される。市場金利が上昇したことから、来月の金融通貨委員会での基準金利引き上げに関心が集まっている。

韓国銀行が26日に発表した「第3四半期の実質国内総生産(GDP)速報値」によると、第3四半期のGDPは392兆627億ウォンで、第2四半期よりも1.4%増加した。第1四半期に1.1%成長した韓国経済は、第2四半期は0.6%の成長にとどまった。前四半期の基底効果を勘案しても、第3四半期の成長率は予想を超える実績だ。韓国銀行は最近、今年の成長率を0.2%ポイント上方修正した3.0%と予想したが、第3四半期の「びっくり成長」によって、今年の成長率は3%を上回る可能性が高い。政府の関係者は、「第4四半期にも0%台前半あるいは中盤で成長するとみられる」と話した。輸出好調が続く場合は、3%台半ばの成長も可能だというわけだ。

第3四半期の「びっくり成長」の立役者は、前四半期よりも6.1%増加した輸出だ。 2011年の第1四半期に6.4%を記録して以来、最も高い増加率を記録した。政府の関係者はこの日、「10月の長期連休を控えて、企業が9月に前倒しで輸出量を増やした効果もあった」と説明した。第3四半期の輸入は4.5%増加し、輸出よりも1.6%ポイント低かった。

また、文在寅(ムン・ジェイン)政府の補正予算の早期執行も、第3四半期の成長率の上昇に一役買った。第3四半期の政府消費は前期比で2.3%増加した。これは2012年の第1四半期以来で最も大きく増えた数字だ。第3四半期の建設投資も、「8・2不動産対策規制」以前に計画された物量であることから、前四半期比で1.5%増加した。設備投資は第3四半期に0.5%増加し、昨年の第1四半期に-0.7%を記録して以来で最も悪かった。

ただし文在寅政府の「所得主導の成長」にもかかわらず、民間消費は第2四半期に比べて0.3%ポイント低下した0.7%の増加にとどまった。

この日の債券市場では、国債金利が年間最高値を再更新した。コスコム(KOSCOM)によると、午後3時30分時点での国債3年物金利は前日比で0.087%ポイント上昇した2.181%で、5年物の金利は0.078%ポイント上がった2.419%を記録した。コスピは外国人と個人の売り越しに押され、前日比で11.87ポイント(0.48%)下げた2480.63で取引を終えた。サード報復で消えた韓国団体旅行商品が中国で再び登場したというニュースが伝えられて、化粧品と免税店などのサード関連株がいっせいに急騰した。
  • 毎日経済 ユン・ウォンソプ記者 / キム・ギュシク記者 / パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-26 20:16:37




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