トップ > 数字経済 > 経済 > 韓国政府、来年度予算376兆…福祉の比重初めて30%を超える

韓国政府、来年度予算376兆…福祉の比重初めて30%を超える

20兆増額、経済回復「スーパー予算」 

  • 韓国政府、来年度予算376兆…福祉の比重初めて30%を超える
  • < 2015年 韓国の国家予算 *資料=韓国企画財政部 >

来年度予算案は今年より20兆2000億ウォン(5.7%)増の376兆ウォンで編成された。増加率は金融危機以後の最高値だ。財政赤字を甘受しても景気を生かすという意志が込められた。

まず保健と労働を含む福祉予算が115兆5000億ウォンで今年より8.5%増え、全体予算に占める割合は初めて30%を超えた。

セウォル号事故に伴う安全強化で、安全予算は14兆6000億ウォンで編成されて今年よりも17.9%増え、創造経済予算は17.1%増の8兆3000億ウォンが配分された。政府は18日、朴槿恵大統領主宰で開かれた国務会議でこのような内容が盛り込まれた来年度予算案を確定し、23日までに国会に提出することにした。方文圭(パン・ムンギュ)企画財政部2次官は、「財政の積極的役割を通じて景気を生かすことが最も重要な目標」と、来年度予算案編成の背景を説明した。

国家予算は大きく増えたが、税収を含めて来年の総収入は382兆7000億ウォンで、3.6%増加する程度にとどまる見通しだ。特に来年の国税収入の見通しは221兆5000億ウォンで、これまでの計画上の234兆5000億ウォンから13兆ウォンほど下げた。このような攻撃的な予算編成により、財政健全性の悪化は避けられない。管理財政収支の赤字は33兆6000億ウォンと今年よりも8兆ウォン近く増加し、国家債務も今年の527兆ウォンから570兆1000億ウォンにさらに増える。

来年の国内総生産(GDP)対比の財政収支比率はマイナス2.1%で、2009年(マイナス3.8%)以来6年ぶりに最悪を記録すると予想され、GDP対比の国家債務比率は35.7%で最高値を記録する見通しだ。政府は2016年から財政収支を回復し始め、2018年までにマイナス1.0%に引き上げるという計画だが、均衡財政とは距離が遠い。朴槿恵政権の任期内均衡財政は、事実上は手のとどかないものになったわけだ。
  • 毎日経済_キム・ギチョル記者/キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-18 17:42:23




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア