韓コジェンバイオ社、変異ウイルス判別キット供給


コロナ19の変種ウイルスが急速に拡散しているなかで、12種の変異ウイルスの判別が可能な診断キットが開発された。これには最近になって流行しているインド初のコロナ19変異ウイルスも含まれた。インド変異ウイルスまで検出するキットは今回が国内初だ。


韓コジェンバイオテック(KOGENEBIOTECH)社のナム・ヨンソク代表(写真)は10日、毎日経済とのインタビューで「インド発の変種を含め、全12種の変異ウイルスの診断が可能なキットを開発した」とし、「韓国を含む世界60カ国以上にすばやく供給することができる」と語った。

コジェンバイオテックは昨年2月、コロナ19診断キット緊急使用の国内1号承認を受けた会社だ。昨年11月に国内初の「インフルエンザ・コロナ19同時診断キット」を出した。


今回の12種の変異診断キットは、同社が今年3月に出荷した5種の変異(英国、南アフリカ、ブラジルなど)の診断に、インドとカナダの7つの変異検出機能を加えたアップグレード版だ。 12種の診断は国内のコロナ19診断キットでは最多だ。特にインド発の場合、代表的な4種の変異のすべてを検出することができる。

12種の変異の診断キットは5つの主要な変異体(N501Y、K417N、E484K、P681R、L452R)のすべてを検出することができる。鑑別に必要な時間は1時間以下だ。国内のライバル社の変異診断キットよりも検出時間を1.5~2倍ほど短縮した。

ナム代表は「世界保健機関(WHO)傘下の遺伝子情報共有機構「GISAID」に4月22日、インド発コロナ19変異ウイルスのDNA(遺伝子)情報が新たに登録されたことを確認した」とし、 「これを土台にインド発の変種を検出できる診断キットを開発するために研究人材を総動員し、わずか10日後に開発を完了した」と説明した。

同氏は「変種の診断キットは国家の防疫と国民の保健に必須の検査方法」だとし、「追加の装置なしで既存の分子診断装置(Real-Time PCR)に対応しており、検出時間を大幅に短縮して政府の迅速な疫学調査と監視に一助となりうる」と付け加えた。

現在、国内でコロナ19変異の検出および診断キットを開発したのはコジェンバイオテックを含めてシージェン(Seegene)、バイオニア(BIONEER)、ジンキャスト(GENECAST)などだ。コジェンバイオテックが開発した変異診断キットは競合他社の製品とは異なり、4種類として知られているインド発の変種すべてを検出する。 3~5種の変異の検出が最大である競合他社の製品よりも2倍以上も多い。

ナム代表は「現在、蔚山などの地域のあちこちで問題となる英国と南アフリカ発の変異ウイルスだけでなく、日本発やブラジル発の変異、二重突然変異体として最近は強力な伝染力で国際社会を恐怖に追い込んでいるインド変異、米国発変異のすべてを鑑別することができる」と強調した。

国内供給は遅くとも5月中旬から行われる見通しだ。海外供給の予定時期は6月だ。ナム代表は「今月には欧州の体外診断試薬認証(CE-IVD)が出るだろうと見ている」とし、「6月には60カ国に正式輸出が可能になるだろう」と明らかにした。ナム代表は続いて「インドを含む各変異の検出精度は99%以上で、特異度は100%であり、検出時間は1時間以下で現在国内で最も優れている」と強調した。
  • 毎日経済 | キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-05-10 17:35:29