現代オイルバンク、「ブルー水素」製造に拍車…水素事業の比重拡大



現代オイルバンクは2030年までにブルー水素10万トンを販売する「水素ドリーム(Dream)2030ロードマップ」の達成に速度を出す。ブルー水素は炭素捕執・貯留(CCS)を活用し、生産段階での炭素排出のない水素だ。現代オイルバンクはブルー水素を通じて精製事業の売上げの割合を、現在の85%から2030年に40%台に減らして水素事業の比重を拡大することが目標だ。

現代オイルバンクは14日、国内最大の液体炭酸メーカーであるシンビオケミカル社と忠南のテチュク一般産業団地で「液体炭酸生産工場」起工式を行ったと発表した。半導体工程用の炭酸ガスとドライアイスなどを製造するこの工場は、シンビオケミカルが来年上半期まで800億ウォンを投資して完成する予定だ。

現代オイルバンクは忠南大山工場内の水素製造工程で発生する二酸化炭素(CO2)のうちで年間20万トンをシンビオケミカルに製品原料として供給する。現代オイルバンクは既存の需要先である大手化学も協力を強化し、これらの企業に提供する二酸化炭素の規模を、昨年の年間9万トンレベルから来年の上半期には最大の年間36万トンに増やす計画だ。

今回のコラボレーションで重要なのは「ブルー水素」だ。ふつう製油所では石油などの化学工程中に発生する「副生水素」と、ナフサと液化石油ガス(LPG)を改質して生成する「改質水素」などが生産される。このように生産された水素は、通常は原油を精製して出てくるバンカーC油から硫黄(S)成分を除去するために使われる。

問題は副生水素と改質水素を作る過程で二酸化炭素が生成されるという点だ。現代オイルバンクは、水素の製造過程で発生する二酸化炭素を捕集し、炭酸を生成するために使うことで二酸化炭素の排出を取り除くという計画だ。

現代オイルバンクはブルー水素の生産だけでなく、販売インフラの拡充にも速度を出している。現代オイルバンクは初段階として、来月まで大山工場にブルー水素を自動車燃料に改質する高純度精製設備を構築する予定だ。
  • 現代オイルバンクの「水素ロードマップ」

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  • 毎日経済 | チェ・グンド記者
  • 入力 2021-06-14 17:18:21