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数字経済 > 統計 > 韓国、GDP対比で個人負債比率 93%…アジアで最も高い
世界金融危機(2007年)以降、景気回復と負債償還で全世界的にGDP対比で個人負債の割合が減っているが、韓国ではむしろこの比率が増えたことが分かった。
24日(現地時間)、ドイツの金融会社「アリアンツ」が発表した「2014年世界的な富の報告書(Global Wealth Report 2014)」によると、2013年末時点で世界の主要53カ国の、GDP対比の個人負債の割合は65.1%と集計された。これは金融危機直後の2009年に比べて6.4%ポイント下落した。
一方、韓国はこの比率がアジアで最も高い92.9%で、2008年に比べて10%も上昇した。韓国以外ではマレーシアが86.8%と高かった。比率ではなく絶対的な規模でも、韓国の個人負債の規模は2008年の5950億ユーロから2013年に8410億ユーロと、短期間に急増した。
アリアンツは韓国とマレーシアやタイなどに言及して、「金利が上昇したり経済が減速すると、債務過大な家計は債務不履行に追い込まれることがある」とし、「特に低所得層の債務不履行の可能性が高い」と警告した。
負債の債務用途も、不動産を購入する割合が韓国は34.2%に過ぎず、シンガポール(73.5%)など、他の国に比べて大幅に低いことが分かった。韓国は金融資産から負債を差し引いた1人当たり金融純資産が1万9805ユーロ(約1600万ウォン)で、アジアでは日本と台湾やシンガポールに次いで4位となった。
1人当たり金融純資産が最も高い国はスイス(14万6540ユーロ)だった。
アリアンツは調査対象国の1人当たり金融純資産の平均(1万7700ユーロ)である30%(5300ユーロ)〜180%(3万1800ユーロ)の層を中間層と規定した。この基準に属する人は全世界で9億1200万人に達した。