トップ > 数字経済 > 企業 > サムスン電子、独フォルクスワーゲンに車両用半導体を供給

サムスン電子、独フォルクスワーゲンに車両用半導体を供給


  • サムスン電子、独フォルクスワーゲンに車両用半導体を供給
  • Exynos Auto 8890 写真提供=サムスン電子


サムスン電子は独アウディに続き、世界最大の自動車メーカーである独フォルクスワーゲン社に車両用半導体を供給する。

14日の自動車業界によると、サムスン電子システムLSI事業部は今年の初めから、フォルクスワーゲンの完成車に最新のシステム半導体製品である「Exynos Auto(エクシノスオート)」を供給している。エクシノスオートはサムスン電子独自の車載用システム・オン・チップ(SoC)で、車両用インフォテイメントシステムでの頭脳の役割を担っている。

サムスン電子は車両用半導体を将来の有望事業の一つとし、育成することに注力している。エクシノスオートはサムスン電子が車両用半導体専用ブランドで初めてリリースした作品だ。サムスン電子がアウディに供給したエクシノスオートシリーズは、車両の状態制御とナビゲーションからマルチメディア再生に至るまで、さまざまな機能を遂行する。現在、アウディの最新モデルはすべてサムスン電子製エクシノスオート半導体を搭載している。

フォルクスワーゲンはアウディブランドの親会社だ。日本のトヨタ自動車と世界最大の完成車ブランドの地位をめぐって競争している。半導体業界ではサムスン電子がアウディに続きフォルクスワーゲンにも車両用半導体を供給する可能性が高いとにらんだが、実際に確認されたのはこれが初めてだ。

サムスン電子はエクシノスオートを踏み台に、車両用半導体製品群を増やしていくという目標だ。車両用半導体の個々の製品の収益性はまだ低いが、電気自動車(EV)と自律走行車が一般化しつつ、次世代の部品として注目されている。

サムスン電子は先に車両用メモリー半導体を供給しており、イメージセンサーとインフォテインメント用SoC、発光ダイオード(LED)、半導体に製品を拡大している。
  • 毎日経済 | イ・ジョンヒョク記者
  • 入力 2021-07-14 18:19:28




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア