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イーランド、台湾に進出、中国での売上も順調
イーランド、台湾に進出、中国での売上も順調
中国では7000店舗で今年3兆ウォンの売り上げを予想
< どんどん増えるイーランドの中国売上高 *資料=イーランド >
昨年末、「イーランド」のパク・ソンギョン副会長は、「台北101」ビルの宋文琪社長の招待で台湾を訪問した。台湾最高の商圏に位置した台北101は101階建ての高さのビルで、100あまりのグローバルブランドが競争しながらフラッグショップを運営する、台湾の代表的ショッピングモールだ。
パク副会長は宋社長と面談し、「ビルの地下1階にある既存店をどけてくれれば、イーランドの売り場でいっぱいにする」と提案した。地下鉄との連絡通路と、1階に上がるエスカレーター付近に位置する通路の店舗をさしてのことだ。宋社長の答えは「ノー」だった。イーランドは中国ではよく知られても、台湾では知っている人があまりいないという理由からだった。
パク副会長は「韓流を接ぎ木して店舗をオープンし、イーランド入店で101ビルももっと知られるようにする」と勝負師気質を発揮して、最終的に宋社長の承諾を受けた。イーランドグループが台北101ビルに「ティニーウィニー」「フーアーユー」、そしてコーヒー専門店「カフェルーゴ」など3つのブランドを同時入店することになった瞬間だった。
イーランドの中国での成功が台湾にまで続く雰囲気だ。台湾で初めてオープンした台北101店のひと月の売上げは、当初の売上目標額の7億ウォンを超えて8億ウォンに達する。このような実績はすでにオープン時から予見されたが、10代から30代までの多様な年齢層の顧客だけでなく、台湾メディアの記者らまで、1000人あまりを超える人出が店内を埋め尽くした。イーランドの関係者は、「台北101店の業績が期待以上なので、台湾ビジネスにもまたいっそう加速されると見ている」と語る。
イーランドは中国の成功神話を、中華圏を越えてアジア全域に拡大する計画だ。台湾に進出したイーランド・ブランドは、徹底した現地化を通じて国内ブランドと差別化された。ティニーウィニーの売り場はルーム・トゥ・ルーム(Room to Room)方式で、部屋ごとに異なるコンセプトの商品で飾り、店舗を巡りつつショッピングする楽しさを加えた。
またコーヒー専門店「カフェルーゴ」は中華圏の顧客を、パンを焼くコーヒーショップというコンセプトを通じてとらえた。
1994年の上海の生産拠点設立後、1996年に中国でローンチしたイーランドは、現在は中国に7000あまりの店舗を運営しており、昨年は前年との対比で20%増の2兆4000億ウォンという売上げを上げた。今年は売上げ3兆ウォンを達成することができると見込んでいる。
毎日経済_キム・ヂュヨン記者 | (C) mk.co.kr
入力 2014-09-29 17:13:51
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