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現代自、現代重工株を売却…「汎現代連帯」緩む?


現代自動車は現代重工業の系列会社である韓国造船海洋の持分を相次いで売却している。韓国造船海洋に分割される前の、現代重工業時代の2001年から20年以上を保有していた株式を大量に処分し、その背景に関心が集まっている。

29日の現代自動車2021年半期報告書によると、今年6月末時点で現代自動車が保有する韓国造船海洋の株式は49万6431株(0.7%)で、株式は1%未満に減少した。現代自動車は昨年末までに163万2860株(2.31%)の韓国造船海洋株を保有していたが、第1四半期に19万6259株(0.28%)を売却したことに続き、第2四半期にも94万170株(1.33%)を追加で売却するなど、今年の上半期だけで113万6429株を処分した。

現代自動車はこれに対して、単純な差益実現と説明している。 113万6429株に対する売却額は総1670億ウォンで、最初の取得金額(295億ウォン)に比べて1375億ウォンの差益を上げたというのが現代自動車の説明だ。現代自動車の株平均売却価格は14万6968ウォンで、去る27日の終値は11万7500ウォンという点を勘案すれば、適切なタイミングで差益を実現したという評価だ。昨年末は10万ウォン台だった韓国造船海洋の株価は、現代自動車が株式を集中的に売った4~6月には16万500ウォン(5月11日)まで上がった。

現代自動車が保有する現代重工業グループの系列社の株式を処分したのは今回が初めてではない。 2018年1月、現代重工業の系列会社である現代エレクトリックの株式全量の2.1%を売却した。ただし現代重工業持株の持分2.2%と、現代オイルバンクの持分4.35%などは変動なく保有している。

一部では株式保有による「汎現代の連帯」が鄭義宣(チョン・ウィソン)会長体制が本格化した後に緩んでいるという解釈を出している。鄭会長が2018年9月に現代自動車グループの首席副会長に昇進した直後と昨年10月に会長に就任した後、株式が大挙整理されたためだ。
  • 毎日経済 | ソ・ドンチョル記者
  • 入力 2021-08-29 20:36:13




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