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現代自ジェネシス、2030年から電気自動車のみ生産

内燃機関車は生産中断 

  • 現代自ジェネシス、2030年から電気自動車のみ生産
  • ジェネシスGV60/写真提供現代自動車


現代自動車グループは高級車ブランドである「ジェネシス」の全面電動化を宣言した。その時点は今から4年後だ。2025年からはジェネシスで出荷されるすべての新車は純粋な電気自動車、あるいは水素燃料電池車(水素電気自動車)などの電動化車両で出荷するというものだ。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長が勝負を賭けたわけだ。

現代自動車グループは去る2日、YouTubeで12分の映像を通じてジェネシスの未来ビジョンを公開し、2025年からすべての新車を電動化車両で出荷するだけでなく、2030年には内燃機関車の生産まで中断するという破格の計画を発表した。これによって2035年からは完全な炭素中立(カーボンニュートラル)も実現することにした。

これは最近になって欧州連合(EU)執行委員会が明らかにした、2035年のヨーロッパ内の内燃機関車の販売中止計画とも合致する。この日に公開された映像では、鄭会長は「この5年間ジェネシスは優れた商品性を踏み台にして、グローバルブランドとしての地位を固めた」とし、「いまや再び大胆な旅を始めようとする。それはまさに持続可能な未来に向けた挑戦だ」と語った。

チャン・ジェフン現代ジェネシス社長は「ジェネシスは2025年からすべての新車を純粋な電気自動車と水素電気自動車という、デュアル電動化戦略にしたがって出荷する」とし、「2030年から年間40万台レベルの電動化ジェネシス車両が国内外で出荷されるだろう」と明らかにした。特にチャン社長は「このプロセスの最終目標は、2035年のカーボンニュートラルの達成にある」とし、「100%電動化戦略を通じて、ジェネシスは部品供給や車両の生産ラインで革新を成し遂げるだろう」と強調した。

ジェネシスは去る7月にブランド初の電気自動車であり、既存の内燃機関車「G80」をEVカーに変えた「G80電動化モデル」を国内で出荷した。また現代自動車グループの電気自動車専用プラットフォームである「E-GMP」で生産する最初の専用電気自動車であり、最初の電気スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)の「GV60」も今年中に出荷する。ジェネシスは今回の電動化戦略を通じて2030年にはG80とGV80など、これまでの内燃機関車のすべてを整理し、総8つの電動化車両だけで製品ラインナップを構築する計画だ。

ただし国内の部品業界が電動化の流れに迅速に適応し変身できるかなどは課題だ。リストラや再配置をめぐって行われる労組との対立問題も克服しなければならない。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-09-02 22:37:33




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