ボストンダイナミクス「現代自とコラボレーション」

自律走行・物流で 


  • 10日、ロボット企業のボストンダイナミクスのロバート・プレイター最高経営責任者(左)とアーロン・サンダース最高技術責任者がオンラインで行われた同社の紹介イベントで、代表製品であるロボットの「スポット」をデモしている。 [写真提供=現代自動車グループ]


今年の現代自動車グループの買収・合併(M&A)の中で最大の成果は、やはり米Boston Dynamics(ボストンダイナミクス)の買収をあげることができる。 1992年に米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の先任研究員であるマーク・レイバート氏が学内で分社し企業として設立したロボットメーカーで、20年近い研究開発(R&D)の末に昨年6月に4足歩行ロボット「Spot(スポット)」を出荷した。続いて研究用ヒューマノイド(人間型)ロボット「Atlas(アトラス)」を開発し、重い箱をどんどん運ぶ協同物流ロボット「Stretch(ストレッチ)」まで製作して来年に正式出荷する。

現代自動車グループの胸に抱かれたボストンダイナミクスのロバート・プレイター最高経営責任者(CEO)とアーロン・サンダース最高技術責任者(CTO)は国内メディアと初めて接した。二人は10日に開かれたオンライン懇談会で、現代自動車グループとのコラボレーションについて「自律走行車、建設、物流などの幅広い分野で成果が出るだろう」と自信を見せた。

現代自動車グループとボストンダイナミクスの共通点については、「スマートモビリティ(スマート移動手段)を開発することにある」とした。この日の懇談会には登場しなかったが、プレイターCEOとサンダースCTOの師匠であるボストンダイナミクスのマーク・レイバート創業者兼会長は来る14日、毎経メディアグループが主催する世界知識フォーラムに参加して「現実世界のためのロボット」をテーマに講演を繰り広げる。

ボストンダイナミクスのロボット3種の説明と、同社の未来をCEOおよびCTOとの問答で解いてみた。

- スポットは有名だがストレッチはまだ

△ 今年3月に開発を完了したロボットで、来年に正式に出荷する。最高で50ポンド(約23キログラム)ほどの重い箱を、1時間に800個ずつ移すことができる頑丈な片腕のロボットだ。下には車輪が付いており、箱を持って迅速に移動することができる。現は毎年5000億個の箱が人の手によって動く。この過程で箱の重量のために、作業者が怪我をするのが常だ。ストレッチはこれを大幅に防ぐ。

- グーグル(2013年)とソフトバンク(2018年)を経て、現代自動車グループ(2021年)の胸に抱かれた

△ 現代自動車グループはいわゆる車だけでなく、都心航空交通(UAM)やロボットなどを開発する。これらは最終的に人や物の効果的かつ安全な移動に目的を置く。現代自動車が開発している自律走行車を見てください。数多くのセンサーが付いて、周辺の物を認知する。私たちが作ったロボットの「スポット」も、胴体の前後左右のすべてにカメラとセンサーをつけている。現代自動車の電気自動車は、バッテリーで走る。私たちのロボットもバッテリーを基盤にする。けっきょく現代自動車とボストン・ダイナミクスは「スマートモビリティ」に向かって進んという事実を共通分母にしている。両社は人材も互いに活発に交流する。

- テスラもロボットの発表を公言した。

△ 私たちの人間型ロボット「アトラス」は商用化計画はまだない。ロボットソフトウェア研究用にのみ活用されているが、いつかは出荷する。このロボットは28の油圧関節を持っており、人のように歩いて走って、後方宙返りまですることができる。他のロボットメーカーが容易に真似できない点だ。私たちは人の手のように動くことができる、はるかに精巧なロボットの開発にも力を集中している。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-09-10 19:12:03