カカオ、翻訳会社を買収…海外事業への進出を本格化



カカオ(kakao)は海外事業への進出を本格化している。カカオのコンテンツ子会社であるカカオエンターテイメント(Kakao Entertainment)が特にスピードを加える姿だ。コンテンツの多言語翻訳に強みを持つ企業「キウイメディアカンパニー(Kiwi Media Company)」を買収した。最近、プラットフォーム企業に向けた路地商圏の進出制限と海外事業の拡大の要求が激しくなり、コンテンツを先鋒にして世界市場攻略にいっそうスピードをあげるという戦略と考えられる。

27日のコンテンツ業界によると、カカオエンターテイメントは最近キウイメディアカンパニーの買収作業を完了した。キウイメディアカンパニーは2016年末に設立されたが、ウェブトゥーンの翻訳と多言語映像の翻訳事業を行う。字幕制作とダビングや画面解説、映像編集とポストプロダクションサービスも提供する。あるコンテンツ業界の関係者は「カカオエンターテイメントはウェブトゥーンとウェブ小説や映像など、コンテンツの世界市場進出に必要な翻訳能力を強化するためにキウイメディアカンパニーの買収を決定した」と説明した。

良質の翻訳は海外進出の成否を決定する核心的な力量の一つだ。このためにネットフリックスからネイバーウェブトゥーンまで、世界的なコンテンツ企業は関連人材の確保のために投資を増やしている。現在、カカオエンターテイメントの翻訳人員は、韓国本社と現地支社を加えて100人を超えたことが分かった。英語・日本語・タイ語・中国語の繁体と簡体・インドネシア語・ヒンディー語など7つの言語を支援しており、ヨーロッパ市場を狙ってフランス語とスペイン語の翻訳も用意している。

ローカライゼーションチームとローカライズセンターを運営し、韓国の優秀コンテンツの現地化にも乗り出した。ローカリゼーションチームは韓国産の優秀ウェブトゥーンを、各国の言語と文化に合わせてローカライズするチームだ。日本語中心のローカライズセンターは、カカオジャパンの漫画プラットフォーム「ピッコマ」に特化した組織だ。ピッコマに上がる韓国ウェブトゥーンの約30%がここで直接ローカライズ作業を経る。

翻訳の力量をさらに強化したカカオエンターテイメントは来月、フランス現地でカカオウェブトゥーンサービスを提供するために準備中だと伝えられた。

カカオウェブトゥーンは国内だけでなく、海外ウェブトゥーン市場の攻略のための次世代プラットフォームとして企画された。ウェブトゥーンの内容を要約して見せる「動くサムネイル」(イメージ)のような革新要素を盛り込んだ。 6月にタイと台湾で初公開された後、現地で好評を得ている。特にフランスはアジアを越えて、ヨーロッパに市場を拡大するための重要な関門だ。ヨーロッパではドイツの次に大きな漫画市場であるうえに、世界の漫画産業にも少なくない影響力を及ぼしている。ヨーロッパに先に進出したネイバーウェブトゥーンも求心点とするほど、フランスは全世界のウェブトゥーン市場での戦略的要衝地にあげられる。このためにカカオウェブトゥーンの現地進出を皮切りに、ネイバーとカカオのウェブトゥーン競争がヨーロッパにまで拡大すると予想される。

カカオエンターテイメントの関係者は「現地の言語と文化を考慮した良質な翻訳は、韓国ウェブトゥーンが世界市場で人気を集めることができた秘訣だ。カカオエンターテインメントも翻訳の力量を強化するために多様な試みを続けている」とし、「具体的な時期を明確にすることは難しいけれど、カカオウェブトゥーンのヨーロッパ進出を準備しているのはその通りだ」と明らかにした。
  • 毎日経済 | オ・デソク記者
  • 入力 2021-10-27 17:50:51