OCI、マレーシアにエポキシ素材工場を設立…錦湖P&B化学と協力


化学・エネルギー企業のOCIは錦湖P&B化学(KUMHO P&B CHEMICALS)と手を組んで、電気自動車などに使うエポキシ素材「ECH(エピクロロヒドリン)」を製造する新事業に飛び込む。 ECHの原料であるCA(クロルアルカリ)の生産ノウハウを備えただけに、マレーシアに工場を設立して素材分野で世界的な競争力を強化するという計画だ。

OCIは1日、ソウル市中区のOCI本社で錦湖P&B化学とこのような内容を骨子とする、ECH生産合弁会社の設立契約を締結したと明らかにした。 ECHは電気自動車・電子機器、風力タービンなどで使用されるエポキシの原料で、最近はペイント・コーティング産業で需要が増加している素材だ。

両社は総2千億ウォンを投資することで合意し、持分は半分ずつ分けることにした。合弁会社はマレーシアのサマラジュ産業団地内に設立する。 OCIは今回の合弁法人を通じ、2024年度から10万トンのECHを生産する計画だ。

OCIはこれとは別に約1800億ウォンを追加投資して、ECHの原料となるクロルアルカリ工場もさらに建設することにした。現在、OCIはマレーシアに子会社を設立して1万トン規模のクロルアルカリを生産しているが、10万トンを増設する計画だ。 OCIは1990年にクロルアルカリを生産し始めて以来、群山(くんさん)とマレーシアなどで計12万7000トンのクロルアルカリを生産している。

錦湖P&B化学は合弁会社で生産したECHの70%以上を購入することにした。主要な生産製品であるエポキシの原材料の供給もとを確保したわけだ。

OCIは今回のECH事業への新規進出で、素材分野の競争力を伸ばしていく計画だ。今年の3月に電子素材事業部を新設し、半導体・ディスプレイ産業に使われる高純度過酸化水素と超高純度半導体用ポリシリコン事業に乗り出した。

OCIは水力発電で製品を生産し、親環境素材企業として生まれ変わると明らかにした。

OCIのキム・テクチュン社長は「今回のECH事業への進出は、錦湖石油化学グループとの最初の合弁会社という点で大きな意味がある」とし、「電子素材と親環境化学を核心軸に、今後は持続成長が予想される素材市場をリードしていくつもり」だと語った。
  • 毎日経済 | イ・チュッポク記者
  • 入力 2021-12-01 17:49:25