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数字経済 > 経済 > 韓、史上最短で「貿易1兆ドル」達成…「第58回貿易の日」
韓国貿易協会は去る6日午前、貿易人と輸出企業の功労を称える「第58回貿易の日」記念式をソウル市江南区のCOEX(コエックス)で開催した。
この日の記念式では今年の輸出成果の達成に寄与した貿易有功者597人と機関2ヶ所を褒賞し、輸出企業1573社に「輸出の塔」を授与した。金塔産業勲章受賞の栄誉はオン・ヨンヒョン錦湖三井化学代表とイ・ヨンテク現代自動車本部長、ジェノルーション(GENOLUTION)のキム・ギオク代表、チョン・ヨンテクDCM代表、デチャン(DEACHANG)のイ・ギルサン代表など5人に渡った。「輸出の塔」受賞企業のうちで、サムスン電子は歴代最高額の「1100億ドルの塔」を受賞した。
貿易協会は、今年は韓国が最短期間(299日)で貿易規模1兆ドルと、輸出歴代最大規模の同時達成という記録を立てたと明らかにした。具滋烈(ク・ヂャヨル)貿易協会長は「コロナ19パンデミックと難しい条件の中でも歴代最大の輸出成果を達成できたのは、貿易人の格別な努力と政府・国民の声援のおかげだった」とし、「今年の韓国貿易は製造業の輸出はもちろん、韓流コンテンツとサービスなどの新成長未来貿易分野でも良い成果を見せて、量的・質的に大きな発展があった」とした。
この日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は記念の辞で最近の物流大乱の懸念を生んだ尿素水事態など世界の供給網の不安要素を指摘し、供給網の不安に備えることと貿易の底辺拡大などを強調した。文大統領は「対外依存度の大きい4千品目を中心に、主要国の生産と輸出状況を先制的に把握している」とし、「経済安全保障の核心品目を指定して、備蓄拡大などの品目別需給安定化案を設けるつもり」だと述べた。