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崔SK会長「半導体の米国投資計画はない」…米WSJ誌報道


  • 崔SK会長「半導体の米国投資計画はない」…米WSJ誌報道

崔泰源(チェ・テウォン)SK会長(写真)は、ESG(環境・責任・透明経営)の動きは虚構ではなく、経営意思の決定も温室効果ガス削減を基準に下すと明らかにした。また、企業後継や経営承継に関しては「子供も努力して機会を得なければならない」と承継の可能性を否定はしなかった。

去る6日、チェ会長は英BBCとのインタビューで「SKは2030年に全世界の温室効果ガス削減目標の1%である約2億トンの炭素排出量を減らすために努力している」とし、「すべての投資とソリューション、責任分担パートナーシップは、温室効果ガスの削減に重点を置くつもり」だと述べた。

チェ会長は、SKグループのESG経営は環境汚染問題を縮小し、一部の環境に配慮した要素だけを強調する「グリーンウォッシング」だという批判的視点に対し「そうではない」と反論した。同氏は「(グリーンウォッシュであると)異議を提起することはできるが、化石燃料を多く使用する企業もそれなりの親環境への転換ストーリーを見せている」と語った。

チェ会長は会長職の承継方式を尋ねる質問に、理事会の議決を通じて決定すべき事案だと一線を引いた。同氏は「機会はすべての人に開かれている」とし、「私の子供も努力して機会を得なければならないだろう」と語った。自分の子どもが経営に関心があっても、理事会の同意を得なければならないという意味だ。

一方、チェ会長は去る5日(現地時間)の米WSJ(ウォールストリートジャーナル)とのインタビューで、米国に半導体製造工場を新設する計画があるかという質問に「まだ計画はない」と答えた。同氏は「半導体製造の新設は完全に次元が違う挑戦であることから、前提条件を詳しく調べている」とし、「巨大な市場だが、人材と費用が問題」だと語った。

チェ会長は米フォード社と電気自動車用バッテリー生産のために設立した合弁法である「BlueOvalSK(ブルーオーバルSK)」をめぐっては、「一緒に事業を行って、ある程度信頼がある」としながらも、「資本支出の規模が途方もないことから依然として金を失う過程にあり、時にはその数字が本当に怖い」と答えた。

一方でチェ会長は6日から3日間、米ワシントンDC郊外のサラマンダーで行われる「第1回トランスパシフィックダイアログ(TPD)」に出席するために出国した。
  • 毎日経済 | イ・チュッポク記者
  • 入力 2021-12-06 17:34:00




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