LGエネルギーソリューション「第二の跳躍」…10兆投資計画



最近クォン・ヨンス副会長が新しい司令塔として就任したLGエネルギーソリューションは、10兆ウォン規模の大規模投資計画を立てて第2の跳躍を準備している。中国のバッテリー企業の低価格受注に対抗し、韓国と米国、ポーランド、中国、インドネシアを結ぶグローバル「五角」生産拠点を強化して、次世代バッテリーの開発で技術力格差をさらに広げるためだ。

8日の業界によると、LGエネルギーソリューションは来月末の有価証券市場入成を控え、公募資金と自主保有資金、外部借入金などを活用した10兆ウォン台投資計画を整えた。 2024年までに国内外で兆単位の投資を執行し、現在は170GWh(ギガワット時)規模のバッテリー生産能力を、2023年に280ギガワット時、2025年には420ギガワット時などにすばやく増やしていく方針だ。また世界各国の炭素中立(カーボンニュートラル)と電気自動車の普及拡大政策に合わせ、グローバルな完成車メーカーとさらに新規合弁法人を設立することが予想される。

LGエネルギーソリューションは2023年まで梧倉工場に6450億ウォンを投資し、電気自動車用の円筒型二次電池生産ラインを増設する予定だ。これによって現在は17ギガワット時レベルのバッテリー生産能力を22ギガワット時に増やす計画だ。円筒型バッテリー市場はLGエネルギーソリューションとサムスンSDI、そしてパナソニックなどが掌握しているが、最近は中国のバッテリー企業までが競争に飛び込んでいる。米TESLA(テスラ)だけでなく独BMW、米Lucid Motor(ルシッド・モータース)までが円筒型バッテリーの搭載を考慮している。

あるいはまた、グローバルなマザーファクトリーである梧倉工場を中心に、9000億ウォン以上をかけて情報技術(IT)基盤のリアルタイムモニタリング体系を構築し、効率的に高品質バッテリーを量産できる工程を樹立する。スマートファクトリーシステムで量産ラインの異常発生時の早期検知・処置を行い、品質データの管理と検査の自動化などを推進する。さらにはリチウム硫黄電池と全固体電池などの次世代バッテリーの研究開発、リチウムイオンバッテリーの性能改善、バッテリーライフサイクル事業(Battery-as-a-Service)の発掘などにも6000億ウォン以上を注ぎ込む。

地域別ではグリーンニューディール政策などの強力な親環境政策によって、電気自動車用バッテリーの需要急増が予想される北米地域で最も攻撃的な投資を断行する。

LGエネルギーソリューションは2022~2024年に5兆6000億ウォンを投資し、新北米自由協定(USMCA)が発効する2025年までに総160ギガワット時以上の現地生産能力を確保する方針だ。 USMCAの発効前に米国に工場を建設して生産に突入してこそ、無関税の恩恵を受けることができるからだ。

このことから、米国最大の完成車メーカーGMとの合弁法人である米Ultium Cells(アルティアム・セルズ)に追加投資を行って生産能力を80ギガワット時に増やし、ミシガン州ホランド工場の電気自動車(EV)とエネルギー貯蔵装置(ESS)用のバッテリー生産設備も拡充する。また北米地域内で新規生産拠点を確保し、完成車メーカーとの追加合弁法人の設立も推進することにした。

一方、LGエネルギーソリューションは来年1月11~12日の両日間、機関投資家を対象に需要予測を進めて公募価格を確定する。 1月18~19日の申請を経て、1月末中にコスピ市場に新規上場する予定だ。公募価格によっては最低8兆6700億ウォンを、最大で10兆2000億ウォンの投資財源を整えることができる見通しだ。
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  • 毎日経済 | パク・ユング記者
  • 入力 2021-12-08 17:22:37