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サムスンSDI、太陽光発電の開発事業を今年で終了

5大新樹種事業を刷新…モバイルソリューションの追加 

サムスングループが5大新樹種(次世代主力)事業から太陽光発電事業を除外して、ハードウェアとソフトウェアの相乗効果を狙ったモバイルソリューション分野を追加する案を推進する。

サムスングループの主要系列会社によると5日、サムスン側は各事業の成長性と環境変化を勘案し、このような方向の5大新主力事業再編案を検討中だ。現在、サムスンの5大新主力事業は医療機器と発光ダイオード(LED)・太陽光・バイオと医薬品・電気自動車バッテリーだ。

サムスンの関係者は、「時間の経過とともに事業環境が変わり関連技術が変化したので、数年前に決めた5大新樹種事業に継けて固執することはできない」とし、「現況で最適な事業を新たに発掘し、既存の新樹種事業を変更する必要性が生じた」ものと説明した。サムスンの5大新主力事業は4年前の2010年5月に発表された。新主力事業のうち太陽光事業が除外される理由は、事業成果が大きくなく、今後の成長性も不透明だったからだ。2010年当時、政府のグリーン成長政策とかみあって太陽光事業は注目を受けたが、期待したほど実績に貢献できていない。

サムスンの太陽光事業は系列社のサムスンSDIが担当している。薄膜型太陽光事業と関連し、現在まで研究開発(R&D)投資を進めたが、実際のビジネスにはつながらなかった。政府が国策課題に選定し、サムスンSDIなどとともに進めてきた高効率大面積薄膜太陽電池の開発事業も今年で終了する。サムスンSDIは協力社の立場などを考慮して、政府の国策課題事業終了後に事業を撤退するかどうかを本格的に検討する予定だ。

これまでの太陽光事業は大企業の角逐の場だった。しかし、2011年3月から2012年11月の間にポリシリコンは80%、ウェーハは83%、セルは67%、モジュールは58%も価格が下がり、太陽光企業の構造調整が始まった。LGはポリシリコン事業を留保したことに続いて、ウェーハから撤退した。現在はOCIとハンファ程度が太陽光ビジネスを主力事業としている。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-05 18:27:50




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