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ロッテ、韓国ミニストップ買収…コンビニ業界に地殻変動


ロッテは韓国ミニストップを抱えて、コンビニ業界に地殻変動を起こす。

ロッテ持株は去る21日、韓国ミニストップの株式100%を買収する株式売買契約(SPA)を締結したと明らかにした。買収価格は3133億ウォンだ。ロッテは今回の買収で2600店舗以上のミニストップ店舗と、12店舗の物流センターを確保することになった。ロッテ持株側は「コンビニを中心に近距離商圏を狙ったクイックコマース競争が熾烈になっている流通市場で、短期間内に顧客との最近接拠点を拡大するための買収」だと説明した。

1990年に発足したミニストップは、国内コンビニエンスストアで初めて即席食品の販売を開始し、「スーパーバイツ(super bites)」というファーストフード専門ブランドを登場させるなど、コンビニ業界で新たな試みを行ってきた。さらに競合他社と比べて面積の広い中・大型店舗を中心に店舗が整っていることも長所だ。

ロッテが韓国ミニストップの買収戦に参与したのは初めてではない。 2018年11月の本入札ではセブンイレブンを運営しているロッテグループ系列社のコリアセブンをはじめ、新世界グループのイーマート24、プライベートエクイティのGlenwood Private Equity(グレンウッドプライベートエクイティ)が参与したことがある。当時、コリアセブンが4300億ウォンほどを入札価格で提示して有力な最終買収者として浮上したが、売却価格をめぐる意見の相違が大きくなって売却作業が中断された。

ロッテが3千億ウォン台を上回る金を与えて韓国ミニストップを買収しようとする理由は、だんぜんコリアセブン(セブンイレブン)の競争力向上のためだ。

セブンイレブンはGS25やCUとともに業界ビッグ3と位置付けられたが、最近はGS25とCUの二強体制が固まり、イーマート24が打って上がってくる実情だ。ロッテがミニストップを買収すれば、昨年の時点で売場数1万1173店のセブンイレブンは約1万4千店舗を構築できる。 1万5千~1万6千店のGS25やCUなどと格差を縮めることができるわけだ。

コンビニ業界ではしばしば「店舗数」が規模の経済を実現し、売上げと直結すると見ている。したがって店舗数が多いほど各納品企業との交渉力が大きくなり、物流コストを削減することができる。

ただし加盟店誘致の有無によっては、ロッテのミニストップ買収の成否は変化する見通しだ。契約が期限切れになる加盟店主が他の競争ブランドに移らなければこそ、買収の実際的な効果を得ることができるからだ。
  • 毎日経済 | ホン・ソンヨン記者
  • 入力 2022-01-21 18:48:57