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現代自、昨年第4四半期の売上げ31兆…歴代の四半期で最大


現代自動車は昨年の第4四半期、四半期史上では歴代最大の売上高を上げた。車両用半導体の供給不況を乗り越え、昨年初めて出荷した専用電気自動車などのエコカーモデルと高級車ジェネシスを前面に立てた結果だ。

25日、現代自動車は昨年の第4四半期の経営実績を公示し、売上高31兆265億ウォンと営業利益1兆5297億ウォン、当期純利益は7014億ウォンを達成したと明らかにした。現代自動車のこれまでの四半期別での最大売上高は昨年の第2四半期(30兆3261億ウォン)だったが、この記録を半年ぶりに塗り替えた。

昨年の第4四半期の売上高31兆265億ウォンは、2020年第4四半期の売上高(29兆2434億ウォン)よりも6.1%増加した数字だ。特に1兆5297億ウォンの営業利益は、2020年の第4四半期(1兆2544億ウォン)と比較して21.9%も増えた。ただし昨年の第4四半期の営業利益率は4.9%で、5%の線を超えなかった。

売上増加の一等孝臣はやはり電気自動車を前面にしたエコカー販売の好調と、ジェネシスブランドの車両とスポーツユーティリティーカー(SUV)の成長だ。昨年の第1四半期から車両用半導体の供給に問題が起きたが、現代自動車初の専用電気自動車「アイオニック5」とジェネシスの「G80電動化モデル」と「GV60」などが国内外でともに人気を得て、売上高と営業利益の上昇で大きな役割を果たした。 「GV80」や「GV70」などをはじめ、韓国初の軽車両型SUVとして登場した「キャスパー」などの人気も欠かせない。

ジェネシス高級モデルや電気自動車などの高付加価値製品を前面に出した結果、現代自動車は昨年第4四半期の車両販売量は2020年の第4四半期よりも減ったにもかかわらず売上げの上昇を記録した。

現代自動車の関係者は「世界市場で卸売車両の販売減少が大きかったが、高付加価値モデルを中心に市場を攻略したうえに、友好的な為替レート効果までが重なり、売上げと営業利益はむしろ2020年第4四半期と比較して上昇した」と説明した。

証券業界が展望する今年の第1四半期の現代自動車の売上げは、それぞれ30兆4千億ウォンと32兆5千億ウォンなどで相変らず堅実だ。ただし現代自動車じたいは半導体供給不足の影響を鋭意注視している。難しい対外環境も持続するだろうと予想している。

現代自動車側は「半導体のせいで主要市場の車両在庫レベルが非常に低い状況」だとし、「昨年12月から半導体の供給は少しずつ改善されているが、今年の第1四半期までは一部品目で不足現象が継続し、正常化は今年の第2四半期からと予想している」と明らかにした。

現代自動車は、今年の第3四半期になってこそ車両用半導体の生産が大幅に増え、正常な供給を期待している。ソ・カンヒョン現代自動車企画財経本部長(副社長)は「昨年上半期の半導体企業の生産設備投資の遅延、下半期の東南アジアのコロナ19デルタ変異の拡散にともない半導体の後工程に大きな問題が生じた」とし、「これによって昨年の第4四半期のみで11万台の卸売販売に支障が生じた」と説明した。

けっきょく難関は電気自動車で解放するというのが、現代自動車の腹案だ。今年は「GV70電動化モデル」と「アイオニック6」などを出荷し、新型の電気自動車を強化するということだ。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者/ウォン・ホソプ記者
  • 入力 2022-01-25 19:28:46




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