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ロッテショッピング、昨年の営業利益38%減

ロッテ百貨店だけが好調 

ロッテショッピングは8日、昨年の売上高15兆5811億ウォンと営業利益2156億ウォンを記録したと公示した。これは前年比でそれぞれ3.7%と37.7%減少した数値だ。当期純損失は2868億ウォンと集計された。

持続したコロナ19の影響で、事業部別に悲喜が交錯した。高級品の報復消費などでデパートは大きく笑ったが、その他の事業部の実績は不振だった。

デパートは昨年、売上げ2兆8880億ウォン(+8.8%)と営業利益3490億ウォン(+6.4%)を記録して売上げと営業利益がともに増えた。特に昨年は第3四半期に600億ウォンの希望退職費用を認識したにもかかわらず、全営業利益が前年よりも増加した。

ロッテショッピング側は「2022年には本店と蚕室店など主力店舗の名品MDを強化し、食品館プレミアム化への投資などを計画中」だとし、「東灘店やプレミアムアウトレットのタイムヴィラ(Time Villas)店など、未来型大型店舗を継続して開発する」と明らかにした。昨年の希望退職で効率化された費用は、内部人材の育成および海外名品とマーケティングなどの外部専門人材の獲得に活用する予定だ。

ロッテマートは昨年の売上げ5兆7160億ウォン(-7.2%)と営業利益-320億ウォン(赤字拡大)の実績を収めた。店舗閉店や倉庫型割引店へのリニューアル、内食需要の鈍化などの影響で、売上高と営業利益の両方ともに縮小した。昨年第4四半期の希望退職費用106億ウォンを認識したことも、営業利益の減少に影響を与えた。

ロッテマートは2022年、食品能力への集中とともに非食品の専門化を中心に大規模なリニューアルを進め、オフライン競争力を改善する計画だ。実際に昨年12月23日にオープンしたゼタプレックス(ZETTAPLEX)蚕室店の場合、ワインと非食品MDを強化して集客効果をあげている。

ロッテスーパーは昨年の売上高1兆4520億ウォン(-12.3%)と営業利益-50億ウォン(赤字縮小)を記録した。ロッテスーパーも構造調整による店舗数の減少とリニューアルの影響で売上げが減少した。ただしこれまでの2年間に146の不振店舗を営業終了するなど、積極的な構造調整の努力で営業赤字を縮小した。

eコマースは昨年、売上げ1080億ウォン(-21.5%)と営業利益-1560億ウォン(赤字拡大)の実績を収めた。運営形態を総合モールからオープンマーケットに変更し、事業部間のガバナンス調整を経たことにともなった売上は減ってコストは増えた。

ロッテショッピングの関係者は「eコマースはロッテオンは自社サイト中心に、競争力強化に集中している」とし、「自社サイトの取引額(外部提携チャネル発生の取引額を除く)は第4四半期に53.4%増の7646億ウォンを記録し、年間では48.2%増加した2兆4105億ウォンの実績を記録した」と説明した。

このほかにハイマート(Lotte Hi-mart)は昨年、売上げ3兆8770億ウォン(-4.3%)と営業利益1130億ウォン(-29.6%)を記録した。前年同期のコロナ特需による逆基底の影響で、白物家電の販売が不振だった。

ホームショッピングは売上げ1兆1030億ウォン(+2.5%)と営業利益1020億ウォン(-18.5%)を記録した。デジタルプラットフォームの新事業などの販売管理費が増加したことが今回の実績につながった。

ロッテショッピングは2022年、各事業部の本業の競争力強化を通じて実績反騰に乗り出す計画だ。ロッテショッピングはこの1年間、ハンセムとチュンゴナラ(中古国)などに戦略的投資家として参加するなど、流通群次元のシナジー創出にも積極的に乗り出している。

ロッテショッピングのチェ・ヨンジュン財務本部長は、「昨年のロッテショッピングの実績は過酷な体質改善の努力が反映された結果」だとし、「今年は顧客に楽しく便利なショッピング体験を提供する、流通革新の元年になると期待する」と語った。
  • 毎日経済 | イ・ハリン記者
  • 入力 2022-02-08 18:59:57




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