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サムスン電子、「3ビットV-NAND型フラッシュメモリ」の量産に突入

処理速度2倍・電力消費を半分...SK、ストレージ装置を米大手に納品 

  • サムスン電子、「3ビットV-NAND型フラッシュメモリ」の量産に突入
  • < NAND型フラッシュのシェア >

韓国半導体産業が新しい全盛時代を予告している。スマートフォン・造船・鉄鋼など、韓国の主要輸出産業で中国の追撃が本格化し、米国・欧州の先進企業が医療・ソフトウェア・航空宇宙などの技術的優位を占めつつ韓国産業が次第に居場所を失っていく時点で、半導体が心強い支えの役割を果たしている。

サムスン電子は9日、世界初の「3ビットV-NAND型フラッシュメモリ」の量産に突入したと明らかにした。処理速度と電力効率、サイズの面で卓越した10ナノメートル級128Gb(ギガビット)製品で、東芝やマイクロンなど他の競合他社との技術格差を2年以上開けることになった。SKハイニックスはHDD(ハードディスクドライブ)を代替する次世代保存装置のSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を、また一歩前進させたナノプロセス技術で量産し、米国の大手サーバーメーカー2社に納品を開始した。

サムスン電子は水平方向に広がっていた半導体チップを垂直に積み上げる、独自のV-NAND型技術で競合他社を圧倒しており、SKハイニックスは半導体回路の幅を狭くしたナノプロセスで、外国メモリメーカーをリードしている。

LG電子も、車両用システム半導体の開発に拍車を加えて領域を広げた。産業通商部のキム・ヂョンファ電子部品課長は、「サムスン電子とSKハイニックスの半導体プロセス技術は世界最高水準」とし、「継続的な研究開発投資があったからこそ可能な結果」だと語った。LGイノテックは「UV LED(紫外線発光ダイオード)」の量産に成功した。LEDはおもに一般照明に活用されたが、LGイノテックが技術力を加えて、清浄機・浄水器・消毒器などの殺菌製品に用途を大幅に拡大することになった。

サムスン電子は今年の第3四半期の実績で、半導体営業利益が初めてスマートフォン部門を上回るようだ。

SKハイニックスは上半期に2兆1411億ウォンの、史上最大の半期営業利益を達成した。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者/ハン・エギョン記者/チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-09 17:51:25




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