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韓国の主要企業、内需沈滞の危機を輸出で正面突破


  • 韓国の主要企業、内需沈滞の危機を輸出で正面突破

昨年、韓国の主要企業はコロナ19などで長期化した内需沈滞危機を、輸出を通じて正面突破したことが調査された。

韓国最大の企業であるサムスン電子は昨年の全売上(非連結)で、内需は前年比で11.7%増の22兆1000億ウォンを記録したことに対し、輸出は21.2%拡大した177兆6000億ウォンに達した。特に米州・中国地域への輸出が10兆ウォン以上も増えて実績をリードした。サムスン電子の5大売上げ先は米アップル、米ベストバイ、独ドイッチェテレコム、中シュプリームエレクトロニクス、米ベライゾンなどであり、これらが占める割合は全体の16%水準だ。

現代自動車もまた、内需市場の限界を輸出で挽回した。 1年のあいだに乗用車の売上げだけで1兆6千億ウォンが減少して内需は2%近く後退したが、すべての車種が善戦した海外売上げは23%を超えて伸びた。キア自動車も輸出の増加率(31.8%)が内需(4%)をはるかに上回った。キア自動車は新型「ソレント」などの主要車種の人気に支えられ、米国市場で歴代最大の販売台数(70万1千台)を記録した。

サムスン物産も輸出(26.3%)で内需(-1.9%)をくつがえした代表的な企業にあげられる。建設部門は内需・輸出ともに足踏みしたが、商事部門とファッション部門では輸出が大きく増えた。サムスン物産商事部門の関係者は「海外の新規取引先の発掘などで、市場変化に攻撃的に対応した」とし、「今年は新再生エネルギーと関連し、北米地域を中心に太陽光開発事業を拡大する」と明らかにした。

LGディスプレイはコロナ19以降、輸出への集中度がはるかに高まっている会社だ。 2019年は22兆ウォンだった海外売上げ(到着地基準)は、昨年は29兆ウォンに増加した。同じ期間の国内売上げは1兆2千億ウォンにとどまった。

情報技術(IT)サービス企業も内需市場が成長の限界に突き当たり、海外市場の攻略に集中している。サムスンSDSの場合、内需の売上げ(連結)は11.4%増えたが、この間に海外での売上げは30%以上に拡大した。
  • 毎日経済 | イ・ユソプ記者
  • 入力 2022-03-24 21:10:07




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