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サムスン電子、米WDと次世代ストレージ技術で協力


サムスン電子は米国ウエスタンデジタルと手を組んで、次世代メモリ産業の底辺を拡大するために「ゾーンストレージ(Zoned Storage)」技術の標準化を推進することにした。

サムスン電子は30日、ウェスタンデジタルとゾーンストレージ技術での協力のための了解覚書を締結したと明らかにした。ゾーンストレージ技術はデータを、性格によってゾーン別に分類して保存する次世代技術だ。この技術を利用すれば、データセンターや企業の大容量ストレージをより効率的に運営することができる。ゾーンストレージ技術は企業がコンピュータシステムのメンテナンスと性能を向上させるために投入する総所有コストを削減し、サービス品質も高めるという利点がある。

両社はゾーンストレージ技術の底辺拡大、製品モデルの標準化、製品用ソフトウェアの開発、広報などのさまざまなコラボレーションを推進する計画だ。

サムスン電子とウェスタンデジタルは昨年12月に発足したストレージネットワーキング産業協会(SNIA)傘下の「ゾーンストレージ技術ワークグループ」の初代メンバーとして参加し、技術開発をリードしている。サムスン電子とウエスタンデジタルは、メモリソリューション製品の体験と開発を支援するデモラボサービスをそれぞれ運営する予定だ。サムスン電子は「ZNS(Zoned Namespace)SSD」を適用したサーバーシステムを評価できる、サムスンメモリーリサーチクラウドを今年の下半期に顧客社と協力社に公開する計画だ。

特に全SSD市場で昨年の第3四半期におけるサムスン電子の世界シェアは41.2%で、ウェスタンデジタルのシェアは11.6%であり、両社のシェアを合わせれば50%を超える。昨年第3四半期の企業向けSSD市場でもサムスン電子は47.7%で、ウエスタンデジタルは5.3%のシェアを占めた。両社のZNSコラボレーションにより、次世代大容量ストレージのエコシステムが構築されるものと見られる。サムスン電子メモリ事業部のハン・ジンマン戦略マーケティング室副社長は「今回のウェスタンデジタルとのゾーンストレージ技術協力により、ハードウェアだけでなくソフトウェアのエコシステムにまで技術標準化とともに安定したエコシステムを提供することになった」と語った。

  • 毎日経済 | チョン・ユジョン記者
  • 入力 2022-03-30 17:32:40




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