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LG電子の最高業績 特許料・プレミアム製品が貢献


  • LG電子の最高業績 特許料・プレミアム製品が貢献
  • 6日、LGサイエンスパークで開催された「2022年LGアワード」で具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長が受賞者にお祝いの言葉を伝えている。[写真提供=LG]



LG電子が第1四半期にロシア・ウクライナ戦争などで急騰した原材料価格と物流費用を乗り越え記録的な実績を残した。収益率の良いプレミアム家電製品の販売好調とともに新たな親孝行者として浮上している特許ロイヤルティ収益まで加わった結果だ。

7日、LG電子は第1四半期に売上高21兆1091億ウォン、営業利益1兆8801億ウォンを記録したと暫定集計した。昨年、第1四半期に比べてそれぞれ18.5%、6.4%増加し、四半期基準で歴代最高実績を記録したわけだ。当初、証券街ではLG電子の売上高を19兆ウォン台と見込んだが、予想をはるかに上回りアーニングサプライズを知らせた。特に原材料と物流費用の影響で営業利益が前年比10%近く低下するものと予想されたが予想を覆した。

同日、LG電子は具体的な実績内訳を発表しなかったが、好実績の理由の1つは一回性の特許料収益が挙げられる。市場展望値と比較すると3000億ウォン以上の追加特許収入が発生したものと推定される。

LG電子は今年から本格的に知的財産権(IP)を収益モデルとして活用することにした。今年2月の株主総会で特許など知的財産権ライセンス事業を会社の事業目的に新たに追加することを決めた。

LG電子が主な収益化モデルに挙げた特許は5G・6G通信とスマートフォン関連技術だ。グローバル特許検索エンジンの「キーワート(keywert)」によるとLG電子の通信に関連する特許は約3万件出願されていると集計された。

特にLG電子の該当特許のうち評価等級が「A」水準に達する割合は約30%だ。該当特許のうち標準化機構に登録された特許だけでも5500件余りに迫り、特許ポートフォリオが優れているという評価を受けている。実際、LG電子は2021年末、欧州の携帯電話メーカー、ウィコ(Wiko)の親会社である中国ティノ(Tinno)とLTE通信標準特許に関するグローバル特許ライセンス契約を締結した。この契約でウィコのLTE携帯電話が販売されるたびにLG電子はロイヤルティを受け取っている。

特許料に加えプレミアム家電と有機発光ダイオード(OLED)テレビの売上増加も実績を牽引したものと分析される。大信(テシン)証券は、H&A(家電)部門とHE(TV)部門の第1四半期の売上が前年同期比それぞれ16.2%と12.3%増加したと推算した。特に北米地域の家電買い替え需要が増え売上成長率が高くなったものと見られる。

これに自動車電装事業の赤字も縮小し力を加えたものと分析される。LG電子電装(VS)部門は昨年、年間9330億ウォンの赤字を記録し全体業績の足を引っ張った。証券業界は第1四半期のLG電子電装部門の営業損失が200億~400億ウォンにとどまったと予想した。

サプライズで業績を発表し、同日のLG電子の株価も小幅上昇した。コスピが1%以上下落した同日の証券市場でLG電子は前日より1%近く上昇した。

ただ第2四半期にも、このような好業績が続くかどうかは不確実だ。物流費と原材料費用の上昇傾向が当分続くものと見られるからだ。第1四半期も特許輸入を除けば営業利益が前年より、やや減少したものと推定される。

製品価格が上昇すればテレビやエアコンのような大型家電は消費者が買い替え時期を延ばすため、これを主力とするLG電子の立場では憂慮が大きい。実際に最近、市場調査会社のトレンドフォース(TrendForce)は今年の世界のテレビ出荷量の展望値を従来の2億1700万台から2億1500万台へと200万台下方修正した。

LG電子はプレミアム商品に力を注ぎ、このような危機を克服するという戦略だ。
  • 毎日経済 | オ・チャンジョン記者
  • 入力 2022-04-07 17:19:23