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サムソン電子、3年ぶりにインテル抜いて半導体売上で世界1位奪還


サムスン電子が3年ぶりにインテルを抜いて世界半導体市場で1位を奪還した。15日、市場調査機関のガートナー(Gartner)は「昨年、サムスン電子が世界半導体市場で12.3%のシェアで1位を占めた」と明らかにした。半導体事業の昨年の年間売上は731億9700万ドルで前年より28%増加した。

サムスン電子は2018年、インテルに市場シェア1位を奪われたが、昨年は0.1%ポイント差でインテルをわずかに上回った。昨年、市場シェア12.2%を占めたインテルは売上高725億3600万ドルを記録した。

SKハイニックスは6.1%の占有率で世界3位につけた。売上は363億5200万ドルで1年前より40.6%増加した。続いて米国のマイクロンテクノロジー、クアルコム、ブロードコムなどが続いた。また、台湾メディアテック、米国テキサス・インスツルメンツ、エンビディア、AMDなどが10位圏に入った。

ただ、世界1位のファウンドリ企業である台湾TSMCは今回の調査から外された。TSMCの昨年の年間売上は568億ドルで、サムスン電子とインテルに次いで事実上3位に当たる。

昨年、世界半導体市場の売上は594億5200万ドルで前年より26.3%成長したことが分かった。ガートナーリサーチのアンドルー・ノーウッド副社長は「第5世代(5G)スマートフォンが増加し物流・原材料価格が大幅に上昇したことで半導体の平均販売価格が高くなったことが昨年の売上拡大をもたらした」と説明した。

サムスン電子、SKハイニックスなど国内企業が主導するメモリー部門は昨年、全体半導体市場の売上の27.9%を占めた。メモリー半導体の価格が上昇する中、全体市場規模は前年比413億ドル増加し33.2%成長した。

ガートナーは「メモリー半導体はこの数年間、在宅勤務と非対面教育が拡大し持続的な恩恵を享受した」とし「このような傾向は大規模なクラウドサーバー提供者のサーバー配布を増加させパソコンとモバイル機器に対する需要を増やした」と分析した。

また、昨年の車両用半導体市場は前年より34.9%増え分野別では最高成長率を示した。スマートフォンに搭載される無線通信部門は24.6%成長した。5G端末の生産台数は2020年の2億5100万台から昨年は5億5600万台に増加した。
  • 毎日経済 | チョン・ユジョン記者
  • 入力 2022-04-15 17:33:33




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