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ドル高が韓国経済を強打 ウォン相場1260ウォン台に

◆揺れ動く市場◆ 

米国の通貨緊縮、中国の大都市封鎖の影響で代表的な安全資産であるドル需要が高まり「ドル高」が韓国をはじめアジア経済を揺さぶっている。世界経済が減速するだろうという予測もドル買いをあおった。1ドル当たりのウォン相場はコロナ事態以後、最低水準まで下落してウォン安により韓国経済の主軸である貿易と投資が少なからぬ影響を受けると懸念される。

27日、外国為替市場でウォン相場は前日終値(1250.8ウォン)比、14.4ウォン急落した1265.2ウォンで取引を終えた。対ドルでのウォン相場が1260ウォン以下で取引を終えたのは、コロナの衝撃が本格化した2020年3月23日(1266.5ウォン)以来、2年1か月ぶりだ。

周辺国に比べてウォンの下げ幅がさらに大きくなる現象も深刻になっている。今月20日以降、最近1週間の対ドルウォン相場が2.35%下落する間、対ドル円相場は0.54%上昇した。投資心理が冷え込み同日のコスピは前日より1.10%下落した2639.06で取引を終えた。

これに先立って26日(現地時間)、米国のナスダック指数は3.95%急落し2020年9月以降、1日最大の下落率を記録した。すでに先月、弱含み(高点比20%以上下落)に進入したナスダック指数は直前の高値に比べて下げ幅を23%に拡大した。ナスダック指数は今年だけで21%下落した。米連邦準備制度(FED)の攻撃的緊縮予告、米国の技術企業の業績不振、インフレ懸念に加え中国のコロナ封鎖で投資心理が冷え込んだ。

ナショナル証券のアート・ホーガン首席市場戦略家は「変動性が高く取引量が少ない現在、市場は2つを懸念している」とし「1つは連邦準備制度の政策であり、もう1つは中国の封鎖政策だ」とCNBCに伝えた。

低成長の危機に瀕している韓国経済にも暗雲が立ち込めている。ウォン安が急激に進み物価と交易への衝撃が大きくなるからだ。通常、ウォンの価格が下落すれば輸出競争力は高まるが、穀物や石油など外国から仕入れる各種原材料価格が高くなり輸入物価が上昇し貿易収支が悪化しかねない。ウォン安が進めば設備投資費用の負担が増え生産まで萎縮する可能性が高い。
  • 毎日経済 | キム・ジョンファン記者/キム・ユシン記者/シン・ヘリム記者
  • 入力 2022-04-27 18:00:10