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韓国半導体、メモリー半導体市場の成長率が非メモリー半導体の2倍に


サムスン電子やSKハイニックスなど韓国の半導体メーカーが掌握しているメモリー半導体市場の成長率が、非メモリー半導体(システム半導体)を上回っていることが調査の結果、分かった。2000年代以後、年平均10%前後の成長率を着実に記録してきた非メモリー部門の成長傾向が停滞した反面、飽和状態とされていたメモリー部門が新市場拡大でむしろ需要が大きくなっている。

6日、市場調査会社のオムディアによると2020年から2025年までの半導体市場の年平均成長率は8.1%と調査された。2020年4736億ドル(約593兆ウォン)だった全体市場規模は5年後6978億ドル(約872兆ウォン)に拡大する見通しだ。

成長率をメモリーと非メモリーに分けるとメモリーは同期間、年平均11.5%、非メモリーは6.7%で、メモリー半導体の成長率が2倍近く高いものと分析された。これにより2025年のメモリー部門の市場規模は2205億ドル、非メモリーは4773億ドルに達する見通しだ。市場全体で見ればメモリー約30%、非メモリー約70%で非メモリー規模が依然として大きいが、メモリー半導体の成長がさらに高まると見られる。

半導体産業が始まって以来、非メモリー部門が常にメモリーを圧倒した。しかし、2009年スマートフォン市場が本格的に開かれメモリー部門が急激に成長し始めた。この10年間、非メモリー部門市場は約2倍に拡大した反面、メモリー部門は3倍以上増加した。2019年スマートフォンとサーバーがリードしていた需要が限界に達したと考えられる頃、コロナ19が発生しメモリー需要は再び高まり始めた。

コロナ19で非対面文化が拡散し、このためのデータセンター投資が拡大したことにより、昨年メモリー部門は35.1%成長し非メモリー(15.9%)を圧倒した。このようなメモリー部門の成長傾向は2018年半導体スーパーサイクル(超好況期)の時に続き3年ぶりの昨年、サムスン電子が売上高でインテルを抜いて全体半導体の1位企業になるのに土台となった。

業界はコロナ19の世界的流行で主要企業のデジタル転換速度が速くなる中、人工知能(AI)サービス産業の発達でメモリー半導体の需要が予想よりはるかに大きくなるものと予想している。IT市場分析企業IDCの調査によると、グローバルデータ総量は2018年33ZB(ゼタバイト)から2025年にはこれより5倍多い175ZBまで拡大するものと予想される。データ総量が増えるほどこれを保管するデータセンターとサーバー増設が必要になり、これはすなわちメモリー半導体の需要増加につながる。

単純に需要が増加するだけでなくパラダイムが変わっているメモリー半導体製品の登場も関連産業には好条件となる。サムスン電子DS部門のキョン・ギョンヒョン部門長(社長)は3月の株主総会で「メタバースと自動運転車など新しい領域に製品を供給し既存のデータセンター顧客にも一次元高いソリューションを提供して差別化を追求する」と明らかにした。

この延長線で注目されるのがPIM(Processing-in-Memory)技術だ。これはメモリ内部に演算作業に必要なプロセッサ機能を加えた次世代新概念融合技術だ。PIM技術はデータ需要が増え、これを処理する際に生じるボトルネック現象をなくすことができる。サムスン電子は昨年2月、これを活用してスーパーコンピューターやAIなど超高速データ分析に活用されるHBM-PIMを業界で初めて披露した。

業界関係者は「PC演算装置である中央処理装置(CPU)やスマートフォンの頭脳であるAPにメモリーを結合すればデータ処理速度が、はるかに速くなり電力消耗も大きく減らすことができる」として「サムスン電子やSKハイニックスがメモリー技術を基盤に非メモリー領域を付けるならば、より大きな市場にすることができるだろう」と説明した。

システムに搭載できるDRAM容量の限界を克服したCXL(ComputeExpressLink)インターフェースも注目されている。昨年5月、サムスン電子が初めて開発したCXLベースのDRAMメモリ技術は、従来のDDRインターフェースが持つコンピューティングシステムのメモリ容量の物理的限界を克服しDRAM容量を画期的に拡張することができる。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者
  • 入力 2022-05-06 17:44:20