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ロッテケミカル、水素・バッテリー事業に10兆ウォン投資


ロッテケミカルが2030年までに水素・バッテリー事業に計10兆ウォンを投資する。既存の石油化学企業から水素・バッテリー・高付加価値素材などを合わせた総合化学企業に生まれ変わるための大変身にエンジンをかけた。

19日、ロッテケミカルはソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドタワーで開かれた「2030年ビジョン」懇談会で環境にやさしい・高付加価値事業への大転換を予告し、このように明らかにした。同日の発表会には、金教賢(キム・ギョヒョン)副会長(ロッテグループ化学群総括代表)をはじめ、イ・ヨンジュン先端素材事業代表(電池素材事業団長)、ファン・ジング基礎素材事業代表(水素エネルギー事業団長)などロッテケミカルの役員たちが総出動し各分野の成長戦略を発表した。彼らはロッテケミカルの廃プラスチックのリサイクル繊維で製作されたLAR運動靴を履いて登場するなどエコフレンドリー事業に対する意志を示した。

金教賢副会長は、この日「過去の成功方式が未来を担保できない」として大転換の背景を明らかにした。彼は「ロッテケミカルは2030年に売上50兆ウォンを達成すると同時に炭素削減の成長も成し遂げる」として「具体的には石油化学の汎用製品が20兆ウォン、高付加価値スペシャリティ素材(顧客オーダーメード型プラスチック素材)が18兆ウォン、グリーン事業(水素・電池・リサイクルなど)が12兆ウォンを占めるだろう」と説明した。高付加価値・エコ部門の売上が60%を占めるもので、既存の石油化学中心の事業を新事業中心に転換するということだ。

ロッテケミカルは同日、米国バッテリー法人への進出も公式化した。今年上半期の予定で2025年に発効される米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に合わせて現地バリューチェーン(価値連鎖)を早く構築するという計画だ。5大グループが21日、ジョー・バイデン米大統領の歓迎晩餐会に出席する予定でロッテの米国投資に対する関心も高まっている。

イ代表は「2030年までにグローバルバッテリー素材のリーディングカンパニーとして跳躍するために計4兆ウォンを投資する予定」とし「このうち60%以上が米国投資に使われるだろう」と話した。電解液などバッテリー素材事業で国内大企業が米国に進出するのはロッテケミカルが初めてだ。ロッテケミカルは遅くともUSMCAが発効する2025年頃、現地生産に突入する予定だ。USMCAによると自動車メーカー各社が米国から輸出する場合、部品の75%以上を現地で調達してこそ無関税特典が与えられる。ロッテケミカルは2030年、バッテリー素材部門の売上を5兆ウォンに設定した。

水素事業では国内1位の事業者になるという計画だ。計6兆ウォンを投資して2030年までに120万トンの清浄水素を生産し、これを活用して年間売上5兆ウォンを達成するということだ。水素生産量120万トンのうち60万トンは発電用、45万トンは燃料電池・水素ガスタービン用、15万トンは輸送用に供給する方針だ。ファン代表は「ロッテケミカルの豊富な海外プロジェクト経験を生かし生産設備投資から運送・流通に至る全バリューチェーンで主導権を確保する」と明らかにした。

ロッテは現在、国内水素流通物量の20%、国内アンモニア供給の70%以上を担当するなど水素事業で有利な基盤をすでに確保している。最近ではSKガス・ポスコ・サムスンエンジニアリングなど国内企業はもちろん、エア・リキード・サウジアラムコなど海外企業とも提携し水素事業の戦線を拡大している。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2022-05-19 17:27:25