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韓国銀行、金利また引き下げ…基準金利0.25%P↓2%に

状況さらに悪化した韓国経済、今年の成長見通しは3.5%にダウン 

  • 韓国銀行、金利また引き下げ…基準金利0.25%P↓2%に
  • < 最も低くなった韓国銀行の基準金利 >

消費・投資・雇用不振が続き、韓国銀行は今年の成長率展望値を、今年7月の展望値より0.3%ポイント下げた3.5%に下方修正した。韓国銀行金融通貨委員会は15日、李柱烈(イ・ヂュヨル)総裁主宰で金融通貨委員会本会議を開き、基準金利を年2.0%に、0.25%ポイント引き下げた。

8月に基準金利を2.25%に引き下げたことに続き、2ヶ月めに再び金利を下げたものだ。

このことで基準金利は世界的金融危機の直後の2009年2月から、17ヶ月のあいだ年2.0%を持続した従前の史上最低値と同じレベルになった。今回の利下げは、韓銀が成長率見通しを今年に入って3回も下方修正しなければならないほどに景気回復が微弱なうえ、欧州の景気低迷の持続など、対外環境が悪化していることによるものだ。

韓銀は去る4月に4%の成長を予測していた今年の経済成長率見通しも、7月に3.8%に引き下げたことに続いて今回3.5%に下げることで、半年のあいだになんと0.5%ポイントを下方調整した。

第3四半期も消費改善が不十分だったし、設備投資の不振が続いており、景気回復の勢いが当初の予想ほどではなかったというのが韓銀の分析だ。イ・ヂュヨル総裁は、「今後の物価上昇圧力は従前の予想よりもやや弱いと見られ、経済主体の心理改善が不十分で、下方リスクとして作用する可能性がある」と語った。

イ総裁は、「経済成長率の見通しが下方修正され、マイナスの国内総生産ギャップ(潜在GDPと実質GDPの差)の解消時期が遅れる可能性が高い」とし、「拡大したGDPギャップがあまりにも長期化しないように、適切な水準に回復させる必要があると判断し、金利の引き下げを決定した」と説明した。韓銀は来年の成長率見通しも、当初の4%から3.9%に引き下げた。

イ総裁は「政策効果を勘案した数字で、これを除外してみるならば3.7%で成長の勢いは十分ではない」と診断した。
  • 毎日経済_チェ・スンヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-15 17:42:35




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