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米国の小型モジュール炉支援により斗山・サムスン・GS事業に弾み


  • 米国の小型モジュール炉支援により斗山・サムスン・GS事業に弾み
  • ニュースケール・パワーの原子炉モジュール。写真提供=ニュースケール・パワー



米国が自国の小型モジュール原発(SMR)企業であるニュースケール・パワーの欧州エネルギー市場進出を公開的に支援する。

ロシア産エネルギーへの依存度を下げようとする欧州に向け、エコ原発「セールス」を本格化しているわけだ。この過程で斗山エナビリティ(旧斗山重工業)、サムスン物産、GSエネルギーなどニュースケール・パワーに投資した国内企業のビジネス機会もやはり増えると期待を集めている。SMRは発電容量が大型原発の20~30%だが、建設過程が単純で安全性も相対的に高いと知られている。 工場で部品を作り現場で組み立てて小規模原発を作る方式だ。

26日(現地時間)、バイデン米大統領はドイツで開かれた主要7か国(G7)首脳会議に出席し「グローバルインフラストラクチャー・投資パートナーシップ」を発表する席で、「ニュースケール・パワーの最初のSMRがルーマニアに作られる」とし、「これを通じて欧州に炭素排出のない原発エネルギーがより速く安価で効率的に提供されるだろう」と述べた。それと共に「米国政府が画期的なSMR技術を発展させヨーロッパのエネルギー安保を強化し、ルーマニアには数多くの働き口を創出することになるだろう」と付け加えた。米国はルーマニアに設置されるニュースケールSMRの基本設計デザイン(FEED)研究に140万ドルを投入することにした。

このように米国が「SMR支援」に乗り出したのは、ロシアが天然ガスの供給を減らしドイツ・フランスなど欧州主要国が石炭発電所を再稼動するほど窮地に追い込まれたためだ。当面は天然ガスの供給が減り石炭まで使う状況だが、2050年カーボンニュートラルの目標を達成しなければならないため石炭も持続可能なエネルギー源にはなれない。このような中、米国がSMRを代案として提示したのだ。

すでにニュースケールはルーマニアをはじめとしてポーランド、チェコ、ブルガリアなどロシアにエネルギーを依存していた東欧諸国とSMR供給契約を結んだり技術協力を強化している。今回、バイデン大統領が「SMRセールスマン」を自任し欧州内事業はさらに拡大するものと見られる。

これはニュースケールに投資を断行した韓国の大企業にとって朗報以外の何ものでもない。4月、斗山エナビリティ、サムスン物産(建設部門)、GSエネルギーはニュースケール・パワーのジョン・ホプキンス社長が参加した中で共同で了解覚書(MOU)を締結した経緯がある。斗山エナビリティが機材を供給しサムスン物産が原発施工を引き受けGSエネルギーが発電所運営をする下絵を描いた。特に斗山エナビリティは2019年から今まで韓国内の投資家と共に計1億400万ドルを投入するなど、最も積極的な動きを見せている。斗山エナビリティは事前に確保したSMR機材の供給物量だけでも数兆ウォン規模に達すると明らかにした。

これと関連して最近、ニュースケールは日本と共に韓国を主要パートナー国家として言及し「東北アジア地域で、さらに多くの活動をする計画」と明らかにした。先月開かれた韓米首脳会談でも両国がSMR開発・販売のために協力することにするなど、韓国政府の立場も積極的だ。
  • 毎日経済 | イ・ユソプ記者
  • 入力 2022-06-27 17:21:15