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SKハイニックス、投資縮小を検討 過去最高の四半期売上高でもなぜ?


SKハイニックスが過去最高の四半期売上を記録し、営業利益率も30%台に回復した。しかし、下半期からは世界的な景気減速の影響でメモリー半導体の需要が鈍化すると予想し、来年は施設投資の縮小も検討すると明らかにした。

SKハイニックスは27日、今年第2四半期(4月-6月)の売上高が13兆8110億ウォン、営業利益は4兆1926億ウォンを記録したと発表した。SKハイニックスが13兆ウォンを超える四半期売上を記録したのは今回が初めてだ。売上は前年同期比34%、営業利益は56%も増加した。

売上の側面で善戦できたのはメモリー半導体のうちDRAM製品の価格が小幅で下落したものの、もう一つの軸であるNAND型フラッシュの価格が上昇し販売量も増加した点が功を奏した。特に子会社ソリダイムの業績が加わったことがプラス要因になった。SKハイニックスは先立って買収したインテルのNAND事業部を母胎に昨年末、米国で子会社ソリダイムを発足させた。

営業利益率が30%台に改善された点も注目に値する。全世界的な物価上昇とロシア・ウクライナ戦争の長期化、中国地域の新型コロナ封鎖など悪化した経営環境の中でも収益性が改善したのだ。SKハイニックスは「高スペック製品である10ナノ級の第4世代DRAMと176層4D NANDの収率が改善され収益性が高くなった」と説明した。為替効果も第2四半期(4月-6月)の業績改善に大きく貢献した。SKハイニックスの製品販売はドル決済ベースだが、原材料購入は円の割合が高い。為替レートの要因だけで4000億ウォン以上の営業利益増加効果があったものと推算される。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者/オ・チャンジョン記者
  • 入力 2022-07-27 17:32:00




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