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数字経済 > 企業 > サムスン精密化学、ポリシリコンを放棄…次世代事業から撤収
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サムスン精密化学はポリシリコン事業を断念した。第一毛織とサムスンSDIも、太陽光事業の整理手続きに入った。サムスンは次世代事業のひとつである太陽光から身を引くようすだ。
22日、太陽光発電業界によるとサムスン精密化学はポリシリコン事業から手を引いた。サムスン精密化学は2011年、米国のポリシリコンメーカーMEMC社と50%ずつ出資して、ポリシリコン生産法人のSMP社を設立し、今年末から商業生産に乗り出す計画だった。しかし、ポリシリコン市場が独バーカーや米ヘムロック、韓OCIなど、原価競争力を前面に出したグローバル企業を中心に再編され、サムスン精密化学は事業撤退を決定することになり、7月にSMPの持分35%(約1400億ウォン)をMEMC側に渡した。
第一毛織(旧エバーランド)も太陽光発電所の設置・運営事業を事実上たたんだ状態であり、太陽電池を担当するサムスンSDIも第一毛織と似たような状況だ。
第一毛織は今年に入って太陽光発電事業の実績が「ゼロ」であり、サムスンSDIは薄膜型太陽電池の研究開発投資を進めたが、実際のビジネスにはつながらなかった。サムスンSDIは今年末の国策課題事業の終了後に、撤収の可否を検討する予定だ。