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アジュキャピタル買収戦の結果、Jトラストの勝利


  • アジュキャピタル買収戦の結果、Jトラストの勝利
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日系の金融会社、二社のプライドがかかった戦いが繰り広げられたアジュキャピタルの買収戦がJトラスト(JTRUST)の勝利で終わった。5日、金融投資(IB)業界によると、アジュキャピタル(AJU CAPITAL)と売却主幹社シティーグローバルマーケット証券はこの日の夜、Jトラストを最終優先交渉対象者に選定した。Jトラストは買収価格として、5000億ウォン後半の価格を書いて出したことが分かった。これは市場の専門家たちが予想した4000億ウォンよりはるかに多い金額だ。

今回の買収戦は、8月29日の本入札の結果、日系金融グループのJトラストと「ラッシュ・アンド・キャッシュ(RushNcash)」ブランドで有名になったアフロサービスグループが選ばれた後、個別交渉を通じて価格競争を誘導する「プログレッシブディル(Progressive Deal)」方式で進行された。当初、9月末まで売却手続きを終了する予定だったが、神経戦が持続し、締切日が遅くなっていた。特に、Jトラストの強大な資金力とアフロサービスグループの強力な買収意志が正面からぶつかったと伝えられた。

先だって、Jトラストとアフロサービスグループは、2011年に日本の消費者金融業者の武富士の買収戦と、今年2月の韓国内のハイキャピタル貸付、ケイジェイアイ貸付(KJI貸付)の買収戦で3度も競合した。3度全てがJトラストの勝利で終わった。特に、武富士の買収戦ではアフロサービスグループが優先交渉対象者に選ばれて勝利するようだったが、韓国内の営業停止に伴う訴訟問題が浮上し、結局、Jトラストが最終勝利者になった経緯がある。

1977年、日本で設立されたJトラストは、クレジットカード、不動産仲介、信用保証、貸金業分野など、10個の系列会社をかかえている。昨年末基準で、総資産だけでも3161億円(約3兆880億ウォン)に達する。特に、2011年にネオラインクレジット貸付を皮切りに韓国の金融会社の買収に力を入れてきた。日本で低い金利で調達した資金を活用し、高い収益をあげることができるためだ。昨年、子会社のKCカードを通じて親愛貯蓄銀行(旧、未来貯蓄銀行)を、今年はハイキャピタル貸付とKJI貸付を直接買収した。東南アジアへの進出にも拍車をかけ、今年の夏、インドネシアの産業銀行であるマヤパダ銀行を買収したりもした。

一方、今回の売却対象はアジュ産業とその特殊関係人が保有したアジュキャピタルの株式74.16%全量だった。5日、終値基準でアジュキャピタルの時価総額は3654億ウォンだ。アジュキャピタルの前身は大宇キャピタルで、IMF外国為替危機直後の1999年にワークアウトに入り、2005年、アジュグループに売却された。
  • 毎日経済_チョ・シヨン記者/シン・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-06 00:15:51




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