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数字経済 > 企業 > ハンファ、系列会社5社の代表人事を断行…キム・スンヨン会長復帰間近か
サムスンとのメガビッグディールで財界に衝撃を与えたハンファグループは、後続措置として、5つの系列会社の代表取締役の人事を断行した。
ここ数年間、大企業の中で最も遅い時期に役員人事を行った点に照らしてみるとき、かなり異例の措置だ。
経営復帰を控えている金升淵(キム・スンヨン)会長は、サムスンとのビッグディールによるあわただしい雰囲気を引き締めて、不確実性が大きくなる国内外の市場環境に対応するために、検証された能力を持つ人物を前進配置したものと見られる。
ハンファグループは28日、ハンファケミカルなど5社の系列会社の代表取締役の人事(12月1日)を実施すると明らかにした。
ハンファケミカルの代表取締役はハンファ尖端素材の金昌範(キム・チャンボム)代表取締役(59)が内定し、ハンファ尖端素材の代表取締役には自動車素材事業部長の李璿錫(イ・ソンソク)専務(54)が抜擢された。ハンファギャラリアの代表取締役には黄容得(ファン・ヨンドゥク)ハンファ駅舎代表取締役(60)が、ハンファ駅舎代表取締役には(株)ハンファ財務室長の韓權泰(ハン・グォンテ)専務(59)がそれぞれ内定した。また、ハンファ貯蓄銀行代表取締役にハンファ建設経営支援室の金源河(キム・ウォナ)専務(58)が抜擢された。
ハンファグループは「不確実性が高まっているグローバル市場に先制的に対応するために、検証された能力を持つ者らを抜擢した」と、背景を明らかにした。ハンファグループは最近、サムスンテックウィン、サムスンタレス、サムスン総合化学、サムスントータルの4社を買収し、防衛産業と石油化学部門で国内一位に上り詰めるなど、新しい跳躍期を迎えた状況も、今回の人事の背景になったと思われる。ハンファケミカル新代表取締役に内定したキム・チャンボム代表取締役は、今年6月にハンファL&C(現ハンファ尖端素材)の建材部門の売却を通じて事業構造を成功裏に再編した成果が、今回の抜擢の背景になったという裏話だ。