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GSリテールのチョン・ホミン部長「シェフが作ってCEOが試食します」

コンビニの「キム・ヘジャ弁当」開発したGSリテールのチョン・ホミン部長 

  • GSリテールのチョン・ホミン部長「シェフが作ってCEOが試食します」
最近、インターネットコミュニティーでは階級、世代、性別を超えた正面対決が話題だ。歌手キム・チャンリョルと中堅俳優キム・ヘジャがその主人公だ。何の接点もなさそうな二人が対決した場所はまさにコンビニ。それぞれ「キム・ヘジャ弁当」と「キム・チャンリョルのポジャンマチャ」という製品で代理戦を繰り広げる。

2009年に発売された即席食品ブランド「キム・チャンリョルのポジャンマチャ」は、「チャンリョルフード」「チャンリョルだ」などの新造語を創り出した。「価格に対して量が不十分だ」という意味だ。

2010年に発売されたキム・ヘジャ弁当は、充実した構成と合理的な価格で好評を得た。それとともにネチズンが作り出した「内容が充実している」「価格性能比が良い」などの意味の新造語が「ヘジャらしい」だ。流行語の人気に比例してキム・ヘジャ弁当の売り上げも急増した。

キム・ヘジャ弁当シリーズは、2010年10月の発売以降、11月まで総3850万個が売れ、売上額1000億ウォンを記録した。最近、商品がなくて売れないというハニーバターチップが菓子市場の「怪物新人」だとすれば、キム・ヘジャ弁当は弁当市場の「不動の強者」だ。

「俳優キム・ヘジャさんが最初はうんざりしましたよ。どうやってコンビニの弁当に自分の名前を付けて出ていくのかと」。GSリテールコンビニフレッシュフード(FF)チーム長のチョン・ホミン部長は2010年のローンチ当時のことを尋ねると、このように振り返った。彼は、「キム・ヘジャさんが生産現場を訪問し、製品を味わうことまでした後、『これぐらいであれば一緒にやっていけるだろう』として契約が成立した」と語った。

「キム・ヘジャさんの息子が弁当業者を運営する」というインターネットのデマに対して「その噂は事実ではないが、キムチ工場など食品業界での経験が多いキム・ヘジャ氏の息子が新製品企画や開発など、多くの部分を助けていることは事実」と答えた。「国民の母」のブランドイメージを確保したキム・ヘジャ弁当は、品質の恒常性に焦点を合わせた。

昨年オープンしたGSリテール食品研究所は、商品開発担当者(MD)ではなく、ホテルシェフ出身の専門家が直接調理してみて、標準調理法を作る。彼は、「CEOをはじめとする役員が1週間に1回ずつ会議をするたびに、弁当や他の製品を試食する」と述べた。

キム・ヘジャ弁当の最後の任務は「認識の転換」だった。チョン部長は「コンビニ弁当は着実に品質が高くなったが、消費者の認識は相変わらず『決まった食事を間に合わせる食べ物』にとどまっていた」とし、「顧客が『量と味で一食の食事で十分だ』と考えることができる製品で勝負したかった」と企画意図を説明した。

最後に、キム・ヘジャ弁当のライバルを挙げて欲しいと要請した。チャンリョルフードの話が出てくるかと思って出した意地悪な質問だたは、予想よりも深刻な回答が返ってきた。「朝昼晩、三食の食べ物ががすべてライバルだ」。

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  • < GS25 キム・ヘジャ弁当 >

  • 毎日経済 ホン・ソンユン記者/写真=キム・ホヨン記者、GS25 ホームページ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-28 15:59:17




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