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SKグループ人事、テレコムとC&Cなど若いCEOに交替…昇進17%減らして117人

「危機突破・新事業」SKのツートラック戦略稼働 

  • SKグループ人事、テレコムとC&Cなど若いCEOに交替…昇進17%減らして117人
△写真=①チョン・チョルギル代表 ②ハ・ソンミン委員長 ③ユ・ジョンジュン代表 ④イ・ムンソク委員長 ⑤チャン・ドンヒョン代表 ⑥ムン・ジョンフン代表 ⑦パク・チョンホ代表

SKグループは核心系列会社4社の最高経営責任者(CEO)を交替させる、刷新人事を断行した。

50代前半の若いCEOを前面に立てて経営陣の世代交代を誘導し、役職員の緊張を高める、一種のショック療法も披露した。SKグループは9日、SKテレコム、SKイノベーション、SKネットワークス、SK C&Cなどの主力4系列会社のCEOを同時に交替する、2015年の定期人事を断行した。50代前半のCEOとして張東鉉(チャン・ドンヒョン)SKテレコム新代表(51)、朴正浩(パク・チョンホ)SK C&C新代表(51)がそれぞれ抜擢された。SKイノベーション代表は鄭鉄吉(チョン・チョルギル)SK C&C社長(60)が選任されて、SKエナジー社長を兼任することになり、SKネットワークス代表には文鐘勳(ムン・ジョンフン)SKスペックス(SUPEX)追求協議会統合事務局長(55)が抜擢された。

チョン・チョルギル新代表はグループの主軸であり、難関に直面しているエネルギー・化学品事業を総括する重責を任される。異例的にSKイノベーション(精油)とSKエネルギー両社の代表を兼職することになり、ビジネスのシナジー効果を高め、不要な重複事業を減らす役割を果たすものと見られる。チョン新代表は慶南高校・釜山大学経営学科を卒業した後、1974年に大韓石油公社(SKイノベーションの前身)に入社し、精油業界の大部分の経歴を積んだベテラン経営者だ。SKグループの構造調整推進本部人材チーム長とSK C&C経営支援部門長を経て、SK C&C代表取締役社長を務めてきた。

チャン・ドンヒョン新代表はソウル大学産業工学修士を終えた後の1991年に油公(現SKイノベーション)に入社し、2000年にSKテレコムに席を移した後、経営企画室長、戦略企画部長、マーケティング部門長とSKプラネットのCOOなど、SKテレコムと子会社の重要な職責をことごとく経験した。グループ内では、SKテレコムの多様な事業領域を最もよく理解する経営者の一人という評価を得ている。チャン新代表はSKプラネットのCOOを務めた経験をもとに、SKテレコムの移動通信(MNO)事業の競争力を強化し、プラットフォームベースの成長を導いていく任務を引き受ける。

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またチャン新代表は、前任の河成旼(ハ・ソンミン)代表が担当していた創造経済革新推進団長も兼任し、創造経済プロジェクトの発掘と、そのための生態系構築に速度を加える任務も担当する。ムン・ジョンフン新代表はSK M&Cとウォーカーヒル社長を経た豊富な経験を土台に、SKネットワークスの経営正常化を終え、新しい成長ビジネスモデルを発掘することに注力するものと見られる。

抜擢人事のパク・チョンホ新代表は多様なグローバルビジネス開発の経験があり、将来の新成長動力の発掘、ICTを通じた強力な成長を模索する適任者という評価を得ている。2003年のソブリン事態の時に会長秘書室長を務めたうえ、2011年のハイニックス買収時もSKテレコムの開発室長として買収戦を主導するなど、崔泰源(チェ・テウォン)会長の側近としてかねがね重用が予想されてきた。

今回の人事でSKグループは成果主義の原則が反映され、昇進人事は117人で昨年よりも17%減少し、今年の実績が良かったSKハイニックスを除いて、ほとんどの系列会社で役員の昇進規模が縮小された。

チェ・テウォン会長の経営空白で、今年はCEO人事の幅が大きくないという一部の予想もあったが、内外の環境が困難な状況で、新たな突破口を見つけなければならないという危機意識が作用したものと見られる。財界はこの日のSK人事に対して、「若いCEOを抜擢して組織に活力を吹き込み、ダイナミックな事業戦略で危機局面を突破するという意志が反映されている」と評価した。

チェ会長の収監が長期化して経営の空白が長くなっている状況から、主要系列会社の実績低下を防止して、内外の環境変化に積極的に対応していくという戦略の一環だ。特に持株会社格であるSK C&Cの場合、50代前半のCEOが抜擢され、これまでの経営陣にかなりの影響を与えることになると思われる。特にチェ会長の秘書室長出身のパク・チョンホ新代表にSK C&Cを任せたことは、チェ会長復帰後のグループ内の経営戦略の変化を予告させる部分だ。

SKグループの司令部格のスペックス追求協議会も、金昌根(キム・チャングン)議長が留任することをもって、チェ会長の経営空白にも事実上の再信任を受けた。

また、チョン・チョルギル新代表が戦略委員長に、ハ・ソンミン新代表が倫理委員長としてそれぞれ合流し、より重みがかけられることになった。SKスペックス追求協議会統合事務局長出身のムン・ジョンフン氏がSKネットワークスの新代表に任命され、池東燮(チ・ドンソプ)SKテレコム副社長をスペックス協議会に参加させるなど、危機突破のための先鋒の役割を任せるようだ。

キム・チャングン議長は「経営環境の悪化とチェ会長の経営空白長期化を突破するために、戦略的革新が何よりも急務であり、これを主導できるリーダーシップの刷新が切実だった」と人事の背景を説明した。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-09 17:22:26




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