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セムピョ食品、差別化された新入社員の採用ポイント…料理で面接


  • セムピョ食品、差別化された新入社員の採用ポイント…料理で面接
「自炊生のための料理どうですか」「私の家では醤油と梅のエキスを混ぜて味を出したけど….」

9日、ソウル中区忠武路に位置する食品会社セムピョの料理研究所「チミウォン(知味園)」に端整なスーツ姿の若者たちが集まった。セムピョが新入社員の採用で最も重要視する料理面接を受ける席だった。

面接会場特有の硬い雰囲気はなかった。志願者は4~5人が一組になり、セムピョ製品を使って創造的な料理を作るために活発な討論を続けた。セムピョは性別、宗教、学校、単位、語学研修など、すでに「5無の開かれた採用方式」を採択したが、これはあまり新しいものではない。むしろ食品会社らしく、自社の製品を活用した様々なアイデアをよく出すのか、創意力があるか、チームワークを上手にとれる人材かどうかなどを料理面接で確認することがこの会社の差別化された採用ポイントだ。

面接時間は、なんと3時間。主題を選び、組を構成して、アイデア会議をして、実際に料理と皿洗いまでした後、プレゼンテーションのための会議を経て、セムピョのパク・ジンソン代表取締役をはじめとする役員と実務陣の前で発表をし、質疑応答までしなければならない。セムピョ側は「時間をかけて課題を遂行する様子を観察することにより、逆に会社が求める人材をうまく採用できるという結論」とし、「実際に料理の面接を進行した後、公採職員の退職率が低くなった」と説明した。

この日の志願者は、「自炊生のためのパプリカチャーハン」「フォンデュのようにチーズにつけて食べるイカ炒め」「サラダパスタ」など、さまざまな新メニューを考案し、即席で作った。この日、面接官を務めた若いセムピョの社員たちは「料理面接でほとんどの志願者は、自分の意見を言うことだけに忙しいが、良い点数をもらう志願者は、他人の話をよく聞いて総合して、ソリューションを出す人だ」と口をそろえた。面接を終えた志願者たちは、「特異で大変だったが、会社が必要としているものが何であるかを把握できる絶好の機会だった」と話した。
  • 毎日経済 パク・インヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-10 17:38:22




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