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オープン初日の「IKEA 光明店」…駐車に1時間、入店に1時間

何千人が押し寄せ、店のあちこちでボトルネック現象 

世界的な家具の巨大企業イケアが18日、公式開店した。イケア光明店は早朝から数千人が押し寄せて、人だかりを成した。これらが一度に殺到したことから、入場を制限したり関連サービスが提供できなかったりなど、大きな混乱が生じた。

零下10度の厳しい寒波を記録したこの日、イケア光明店はオープン1時間前の午前9時から、既に買い物客ら数百人が待機した。最初の顧客であるチェ某さんは「イケアを見るために光州広域市から来て、オープン2時間前から寒いけどがまんして待っていた」と語った。

イケアは東海を日本海と単独表記した壁飾り論難を意識したように、従業員はスウェーデンと大韓民国の国旗を振って店を訪問する客を迎えた。

オープン後に買い物客が押し寄せるやいなや、イケア側は午前11時ごろから顧客安全のために入場制限を実施した。イケアの保安関係者は、「フロアごと4000人に収容人数を制限しているが、すぐに人があふれて入場を制限せざるを得なかった」と説明した。

イケア近隣の片道3車線の道路は、イケアだけでなくロッテプレミアムアウトレットや、大型ディスカウントマートのコストコを訪問する人々までが重なって交通が麻痺した。ソウルから車でイケアを訪問したチェ某さんは「午前11時30分ごろ、イケアの店の近くに到着したけど、駐車するところまで1時間ほどかかったし、店の入り口で待機するのでさらに1時間を待った」と語った。

このように熱い関心にもかかわらず、イケアはあちこちで未熟な点を見せた。

特に、事前の予告なしには組み立てと設置サービスを利用することができず、少なくない顧客が不便を体験した。一時は製品ピックアップシステムが故障して、気まずい雰囲気を演出することもした。

主婦のキム某さんは、「イケアがオープンするというニュースを聞いて、浴室の流しを購入するために来たが、当分の間設置サービスを提供できないということを聞いた」とし、「事前に告知もなく、今になって利用できないというので、購入するかどうかためらっている」と不平をうちあけた。

イケアは配送申請を行った顧客に限り、キッチンやバスルームや収納など、設置が難しい製品の組み立てと設置サービスを提供する。組立と設置は基本料金がそれぞれ4万ウォンと4万4000ウォンで、製品に応じて追加料金が発生する。

実際に、記者がイケアの棚製品ヘムネス(Hemnes)を購入して組み立てサービスを要求したが、サービスの利用を拒否された。

売り場の関係者は、「配送と組立を担当する協力企業のシステム問題と人材不足で、まだ組み立てと設置サービスを提供できない」とし、「いつから可能になるかわからない」と語った。

済州島から来たある客は、「済州島地域は配送自体が不可能で、自ら配送業者を探さなければならない」というイケア側の説明に声を荒げたりもした。

イケア特有の迷路のような動線に、通路が狭くて事故の発生する危険度も高かった。50代の男性買い物客は、「まるで通勤地獄を連想させるように、人に押されて店の通路を通った」とし、「ややもすれば、一人二人が倒れて大事故が発生することはないかと気をつけていた」と語った。
  • 毎日経済_アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-19 03:00:13




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