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モンクレール(MONCLER)、新世界と手を組んで韓国事業展開


これまで新世界インターナショナルで輸入・販売してきたイタリアの高級ダウンジャケットブランド「モンクレール(MONCLER)」は、来月からジョイントベンチャー「モンクレール新世界」を通じて韓国事業を展開する。

モンクレール新世界は、新世界インターナショナルとイタリア企業のモンクレール社の合弁会社で、株式はモンクレールが51%で新世界インターナショナルは49%を所有する。韓国内におけるモンクレールの年間売上げ規模は450億ウォン程度だ。これまで新世界インターナショナルが運営していたモンクレール事業は、2015年1月1日からモンクレール新世界に移管される。

新世界インターナショナルは現在、ソウル市の清潭洞(チョンダムドン)のフラッグシップ店をはじめ、新世界百貨店の本店と江南店などで12店舗を運営している。新世界インターナショナル側は19日、「今回のジョイントベンチャーの設立は国内モンクレール事業を拡大し、ブランド力を強化するためのもので、両社はジョイントベンチャー設立を契機に、国内市場に積極的に投資することにした」と明らかにした。

モンクレールは2007年、新世界インターナショナルが運営する輸入売り場「ブーンザショップ(BOON THE SHOP)」を通じて韓国に初めて紹介された。有名芸能人と江南の上流階級を中心に愛用され、数百万ウォンもする高級パディングのブームを起こした。新世界インターナショナルは2010年、ソウル市の清潭洞に大型フラッグシップ店をオープンし、各店舗当たり月4億~5億ウォンの売上げを上げる孝行ブランドに育った。モンクレールは韓国の消費者に大きな人気を集め、昨年からイタリア本社の直接進出説が継続して話題になったりもした。

モンクレールは1933年に設立され、スキーのバインディングなどのスポーツメタル用品で事業展開したが、1954年に業界初のダウンジャケットを出荷した。 2003年にイタリア人の専門経営者(CEO)レモ・ルフィーニがブランドを買い取って、防寒用パディングではなく高級パディングを出荷して全盛期を迎えた。2011年、仏の投資会社ユラゼオ(Eurazeo)との合弁後、売上げはおよそ3倍近くに成長した。昨年12月、ミラノ株式市場に上場した。

なお、イ・ヨンテク前ロロ・ピアーナジャパン株式会社代表が新たにスタートするモンクレール新世界の代表として選任された。
  • 毎日経済_キム・ジミ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-19 15:43:49




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