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サムスン電子とLG電子、「3バンド・64ビットチップ・2千万画素」の新技術で戦い


  • サムスン電子とLG電子、「3バンド・64ビットチップ・2千万画素」の新技術で戦い
  • < サムスン・LGスマートフォン競争分野 >

サムスン電子とLG電子は、最新の技術を取り入れたスマートフォンを先に出すための技術競争を繰り広げている。世界初の「3バンドLTE-A(アドバンスド)」通信技術、64ビット・アプリケーションプロセッサ(AP/Application Processor)、2000万画素カメラの競争がそれだ。

業界によると23日、3バンドLTE-A通信をサポートするスマートフォンの出荷に向けて、サムスン電子とLG電子は最後の詰めを行っている。既存の4G LTE(ロングタームエボリューション)通信よりも4倍速い300Mbps(メガビット秒)の3バンドLTE-A技術が適用されると、700メガバイトの動画を19秒でダウンロードできる。現在、SKテレコムとLGテレコムなどの移動通信事業者は、300Mbps網の構築を終えて端末の発売を待っている。

LG電子は、来年初めに米国ラスベガスで開催される国際家電博覧会(CES 2015)で、300Mbps通信が可能な64ビットAPチップを搭載したスマートフォンを公開するものと予想される。高級カーブドスマートフォンの「G Flex 2」が有力だ。64ビットチップは一般的なPCに使われるチップで、既存のスマートフォンの32ビットよりも2倍の高速処理を実現できる。一般的に、スマートフォンが公開された後から公式発表までは1~2ヶ月ほどかかり、早ければ1~2月中に韓国内でこれを手に取ることができると思われる。

これに比べて、サムスン電子の戦略スマートフォンGALAXY S6はCES 2015の後に公開される可能性が高く、サムスン電子の300Mbpsスマートフォンが何になるかは未知数だ。業界では、去る9月に発売されたGALAXY Note 4の変形モデルを通じて、3バンドのスマートフォンを発売するとの観測も出ている。サムスン電子はGALAXY S5のリリース後、通信速度が速くなった「S5ブロードバンドLTE-A」を出したりもした。

2000万画素カメラの競争は、サムスン電子が一歩進んだと評価されている。

来年に発売予定のGALAXY S6に、2000万画素のカメラを搭載するだろうという話が出ている。LG電子も2000万画素カメラの搭載を考慮しているが、具体的な計画は未定だ。

業界関係者は、「スマートフォンの技術力が高い次元で平準化された状況で、技術競争で優位に立つために両社は熾烈な競争を行っている」とし、「最終製品がリリースされるまでは、どの会社が技術競争でリードしているのかを予測するのは難しい」と説明した。
  • 毎日経済_チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-23 17:14:59




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