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韓国銀行、2015年も金融政策の緩和基調を持続


  • 韓国銀行、2015年も金融政策の緩和基調を持続
「イ・ジュヨル号」発足2年めを迎える韓国銀行は、2015年にも金融政策の緩和基調を続けていく。また、来年には対外的な経済環境の変化と家計負債の累増・不良化で、金融・外国為替市場の変動性が拡大される可能性があるだけに、危機発生前の捕捉および警報機能を一層強化する計画だ。

韓国銀行は24日、こうした内容を盛り込んだ「2015年通貨信用政策の運営方向」を発表した。

韓国銀行は「国内経済回復が緩やかな中で、物価も相当期間低いレベルを見せると見込まれるため、金融政策の緩和基調を持続する」とし、「国内外の経済成長を鈍化させるリスクが現実化したり、低い物価上昇率が続いて期待インフレの下落につながる可能性に注意していくつもり」だと明らかにした。

これは韓銀が現在の2%台の基準金利を緩和的なレベルと見て、現在の基調を維持するという意味に把握される。韓銀の高位関係者は、「来年に急いで基準金利を上げないという意味で、引き下げまで示唆する表現ではない」と説明した。

韓国銀行は緩和基調の長期化が金融不均衡を深め、限界企業の構造調整の遅れにつながる可能性に注意しつつ対処することにした。

金融・外国為替市場の危機が発生する可能性に備え、韓銀は常時監視体制を整えて、金融システムの安定性を強化する。韓国銀行は「資本流出入と価格変数の動向などを綿密に監視し、金融・外国為替市場の不安定さに応じた段階的総合対策を確認して補完していく」とし、「家計負債のデータベースを構築して監督システムを強化し、増加傾向が過度にならないようにして、家計負債の構造改善のために努力を傾ける」と説明した。

韓国銀行はリスク点検周期を短縮するために、既存の金融安定報告書を作成・公表することに加え、金融通貨委員会が3月と9月に金融安全状況の点検を実施する。
  • 毎日経済_ソ・ドンチョル記者/キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-24 17:15:45




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