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ジェントルモンスター、チョン・ジヒョンサングラスで売上高4倍に

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  • ジェントルモンスター、チョン・ジヒョンサングラスで売上高4倍に
  • < キム・ハングク代表が自社製品を紹介している >

今年の初めに放映されたドラマ『星から来たあなた』が大人気を呼び、主人公チョン・ソンイ役を引き受けた俳優チョン・ジヒョンが劇中で着用した衣装や小道具も一緒に完売行進を続けた。特に数回着用して出演した独特なスタイルのサングラスはファッションリーダーたちの間で大きな話題となった。

いわゆる「チョン・ジヒョンサングラス」で有名になったメガネブランド「ジェントルモンスター」は、海外の有名な企業ではない。創業4年目に過ぎない韓国の中小企業だ。2011年4月に設立されたジェントルモンスターは輸入製品が独占していた国内のファッション眼鏡・サングラス市場で静かに、しかし、急速に存在感を育てていった。創業初年度1億2000万ウォンだった売上高は、昨年50億ウォンを超え、今年は200億ウォンを突破する見通しだ。

ジェントルモンスターのキム・ハングク代表(34)は、同年代の若者の多くがそうであるように、大学を卒業して最初の会社である金融会社で働いているときには、何の夢もなかった。ただし、他の人と一つだけ違うところがあった。現実に安住しなかった。大企業の付属品として生きる人生は嫌だと判断した彼は1年半で会社を辞め、キャンプコリアという英語キャンプの企業に転職した。中小企業で主導的に働き、彼は創業の夢を見始めた。主任として入社し、2年も経たないうちに理事に昇進するほどの能力も認められた。

役員になった後、キム代表は、会社の新成長動力を見つけるために没頭した。その時、思いついた事業アイテムがファッション眼鏡だった。海外ブランド品のようなデザインで製品を作った後、5分の1ほどの安い価格で販売するのが収益モデルだった。ホームページを通じて複数の製品を選ぶと配送してくれて、気に入らなければ回収まで無料でしてくれるサービスも行った。キャンプコリアの投資を受けて、希望に満ちて会社を設立した。

「無条件成功する事業モデルだと考えたが、実際に始めてみると販売があまりにも低迷した。友人に聞いてみると、デザインが良くないと言われた。衝撃だった。その時から本質を放棄し、マーケティングについてだけ悩んだのだ」

初心に戻ったキム代表と6人の従業員は、夜を明かしながら製品に没頭した。背水の陣で作った最初の作品「TRAM C2」が幸いなことに良い反応を得た。オンラインだけであった販売チャネルをオフラインに拡大した。販売が増え、投資余力が生じてジェントルモンスターの製品は、ますます完成されていった。会社側が要求していないにもかかわらず、芸能人が着用し始め、国内外の有名デザイナーがコラボレーション作品を提案してきたりもした。そこに「チョン・ジヒョン効果」まで加わり、販売もぐんと増えた。出荷予定の受注残高だけでも170億ウォンだから、来年も高成長が確実視されている。

海外市場も積極的に攻略した。今年、米国ニューヨークに法人を作り、来年には中国法人も設立する計画だ。キム代表は「全世界25カ国の350店舗の眼鏡店を顧客に置いている」と話した。
  • 毎日経済 チョン・スンオ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-30 18:02:15




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