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現代・起亜自動車、国内市場シェア70%台回復に総力マーケティング

新モデルを前面に出して国内死守 

  • 現代・起亜自動車、国内市場シェア70%台回復に総力マーケティング
  • < 起亜自動車が8日、狎鴎亭洞の展示場で初めて発売した「ザ・ニュー・モーニング」[キム・ホヨン記者] >

現代・起亜自動車は新年早々、最先端の兵器で武装した新モデルを相次いで発表している。国内市場のシェア70%台を奪還するためだ。新モデルの戦略は軽自動車から最高級のプレミアムセダンまで、すべての車種で進められている。

起亜自動車は8日、安全性を大幅に向上させて内・外装デザインを補完した「ザ・ニューモーニング」を発表し、軽自動車市場の攻略に乗り出した。安全性を高めるために、△タイヤの空気圧の状態を検知してドライバーに異常を警告するタイヤ空気圧警報装置(TPMS)、△急ブレーキ・急旋回時の車体姿勢制御装置(VDC)と、速度感応型電動パワーステアリングホイール(MDPS)を統合制御するシャーシ統合制御システム(VSM)、△傾斜路後退防止装置(HAC)、△後輪ディスクブレーキなど、先進のセーフティ仕様を全モデルに基本的に採用した。

軽自動車に対する先入観も破った。「ザ・ニューモーニング ターボ」は、最高出力106馬力(PS)でクラス最高レベルの動力性能を確保し、上り坂や高速走行にも「すっきりとよく走る軽自動車」として誕生したと起亜自動車側は説明した。起亜自動車の関係者は、「モーニングは消費者の要件を積極的に反映して、より安全で走行性能に優れた軽自動車として再誕生した」と語った。起亜自動車は「ザ・ニューモーニング」のリリースとともに安全性を強化した「2015年型レイ」も出荷した。このモデルはTPMSを基本仕様にした。

現代自動車の代表的小型車「アクセント」は、最高燃費と最強の動力性能を備えて戻ってきた。現代自動車はこの日、新規のディーゼルエンジンを採用して、国産車初の7段ダブルクラッチトランスミッション(DCT)を採用した、燃費・動力性能を高めた「2015年型アクセント ディーゼル」を発表した。DCTはマニュアルトランスミッションと自動変速機の利点を全て詰め込んだ、新しい概念の変速機として知られている。具体的には奇数ギアを担当するクラッチと偶数ギアを担当するクラッチなど計2つのクラッチを採用し、一方のクラッチが段数を変更すると他のクラッチがすぐに次の段にギアを入れることで変速時の騒音が少なく高速変速が可能だ。

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  • < 現代・起亜自動車の内需市場シェアの推移 >

現代自動車の関係者は、「小型車の代表走者であるアクセント2015年型ディーゼルモデルは、最高の経済性と優れた動力性能を同時に満足させることができるモデル」だと語った。

これに先立って現代自動車は今月4日、最高級プレミアムセダンである「2015年型エクウス」を発売した。最先端のスマート機器で武装して高級感を加えたことが最も大きな特徴だ。

現代自動車は2015年型エクウスに9.2インチのハイエンド第2世代ナビゲーションと、ブルーリンク2.0を基本的に採用して、スマートキーを所持したまま車両後部に3秒以上とどまると、自動的にトランクが開く電動スマートトランクを適用した。

一方、現代・起亜自動車の国内市場シェア70%の壁が崩壊した。現代自動車が1998年12月に起亜車を買収・合併し、一家族となって以来初めてだ。自動車業界によると昨年、現代・起亜自動車の国内市場シェアは69.3%と暫定集計された。
  • 毎日経済_ホン・ジョンソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-08 17:31:37




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