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サムスン系列社買収に向け、ハンファポリドリーマーをヒソングループに売却


2事業部で400億ウォン規模、ハンファがビッグディールの資金調達に乗り出す

ハンファグループ(会長キム・スンヨン)は、包装材専門企業である「ハンファポリドリーマー」の2つの事業部を「ヒソン(喜星/HEESUNG)」グループに売却した。売却代金は約400億ウォン規模だ。ハンファポリドリーマーは「ハンファ尖端素材」が株式99.98%を保有しており、ハンファ尖端素材はサムスンとのビッグディールで買収した会社である「ハンファケミカル」の子会社だ。したがって、ハンファグループは売却代金のうちの一部を、サムスン系列社の買収資金に使用するだろうという観測が出ている。

14日、ハンファグループは包装材専門企業であるハンファポリドリーマーのフィルムシート事業部とコーティング膜材事業部を、ヒソン電子に売却する契約を締結したと発表した。ハンファの関係者は、「売却代金は企業価値基準で400億ウォン台の前半であり、物的分割を通じて売却対象事業の会社を新設した後、売却を進める方針だ」と明らかにした。

買収会社のヒソングループは、具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長の弟の具本綾(ク・ボンヌン)会長が率いている「汎LG家」の傍系企業だ。2013年時点で売上額7兆ウォンと資産4兆ウォンで、8つの系列会社を率いている中堅グループであり、電子・化学分野の部品や素材事業に集中している。今回の買収は持株会社格であるヒソン電子が新設法人の株式100%を取得する方式で進められ、ハンファとヒソングループは、売却対象事業部の従業員の雇用も確保することで合意した。ヒソングループは、「既存事業とのシナジー効果の創出を高めるために、ハンファポリドリーマーの2つの事業部を買収することを決定した」と明らかにした。

ハンファグループは金升淵(キム・スンヨン)会長の経営復帰後、昨年11月末にサムスングループの防衛産業や化学部門の4つの系列会社を買収する、自律ビッグディールを成功させたことに続き、ハンファソーラーワンとハンファキューセルの太陽光事業の統合、ポリドリーマー事業部門の売却などの事業構造調整を活発に進めている。

今回売却されるハンファグループのコーティング膜材部門は、総合ターポリンメーカーとしてトラックカバーや広告材などを生産しており、国内市場で20%台のシェアを占めている。フィルムシート事業部は食品・洗剤の詰め替え用品などの包装材を製造している。

一方、今回の売却対象からハンファポリドリーマーのコンパウンド事業部は除外された。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-14 17:20:26




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